7月11日に確定した世界ランキングを元としたオリンピックランキングにより、リオデジャネイロ五輪男子ゴルフ日本代表に正式決定した池田勇太が、海外メジャー「全英オープン」会場で改めて五輪への思いを口にした。

【関連写真】女子代表も…成田空港で意気込みを語りながらガッツポーズする大山志保
 松山英樹、谷原秀人と上位2人の辞退者が出ての繰り上がりでの代表入りには、複雑な思いも見え隠れする。それでもこの男の思いはいつだって一貫している。「誰かが出ないといけない。だから自分が先陣を切ってやるのが大切だと思った」。日の丸を背負う決意をした30歳は、だれよりも強い思いでリオへの道のりを見すえた。

 五輪への気持ちを問われた池田は、「意気込みはまだ今週のこと(全英オープン)ばかりだけど」と前置きをしながらも、リオの先まで見据えた熱い気持ちが次から次へと口をついた。「112年ぶりというけど正直初めてやるようなもの。だからゴルフの価値をつける大事な大会になる。我々にどこまでやれるかわからないけど、今後ゴルフがどういう目で見られるかが決まる。日本のゴルフにおいても、課せられた使命は大きいし、ただやってくればいいというものじゃない」。

 その目が明らかに見すえるのはリオの先にある2020だ。今回の男子プロ大量辞退により奇しくも浮き彫りとなった五輪ゴルフの位置づけが仮に変わらないままであれば、東京での戦いも同じ状況を招く可能性も否定はできない。だからこそ、池田の思いは五輪におけるゴルフの価値を高めるという一点に注がれる。「次の東京でゴルフの価値があるってことを少しでも…」。仮にメダリストとして東京でのゴルフ競技をアピールすることができれば、日本国内はもちろん世界のスポーツ界においても計り知れない影響力を持つはずだ。

 だから、池田は出る。この日は同じ全英会場で世界ランク3位のジョーダン・スピースが米国代表辞退を発表したが「他人は関係ない。リオに出て色んなものを持ち帰って次につなげることが大事」。日本でもブラジルでもないゴルフ発祥の地でも、視線は最後までブレることはなかった。

<ゴルフ情報ALBA.Net>