<全米女子オープン 最終日◇10日◇コードベールゴルフクラブ(6,752ヤード・パー72)>

 海外メジャー「全米女子オープン」最終日。30位前後に入れば五輪代表2番手に食い込む可能性の高かった渡邉彩香だったがスコアを4つ落とし、トータル4オーバーの38位でフィニッシュ。五輪代表はかなり厳しい状況となった。

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 渡邉は5番でバーディを先行させるも9番でダボ、さらにと11番、14番でボギーと徐々に苦しい状況に。それでも「ミスもある中でも気持ちはあきらめていなかった」と15番、16番と連続バーディ。17番でボギーを叩いた、可能性を残すトータル2オーバーで最終18番(パー5)を迎えた。

 セカンド地点では一度ウッドを握ったものの「乗せる自信がなかった」とレイアップを選択。ピンまで65ヤードの位置につけた。「パーだったらちょっとの差でいけないかも、という思いもあった。ちょっとの差で行けないというのは悔しいし、だったら絶対に大丈夫と思えるスコアに、と思っていた」。狙うはバーディ。パーセーブは考えずにクラブを振った。

 だが、「あんなに緊張したのは初めてだと思うし、優勝争いとか今まで自分がプレーしてきた中で、味わったことのない感覚だったので、ミスしてしまったと思う」。極限の中で放った1打は無情にも、傾斜で転がりそのまま池に落下。これでリオ行きも絶望的となった。

 「ここまで来られていたので、リオに行けないのは残念ですけど…でも、きっとこれは、4年後のオリンピックの争いに生きると思うので…この悔しさを忘れずに、4年間過ごせたらいいと思います。自信になった部分もすごい多い4日間でした。これを生かして、また後半戦に向けて頑張りたいと思います」。涙ながらに語ると、コースに背を向けた。

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