<日本ゴルフツアー選手権 森ビルカップ Shishido Hills 初日◇1日◇宍戸ヒルズカントリークラブ 西コース(7,384ヤード・パー71)>

 過去5年間で初優勝者を生み出している「日本ゴルフツアー選手権 森ビルカップ Shishido Hills」。多くの選手が“これまでで最も難しい”という青木功流のセッティングに苦しむ中、池村寛世、小袋秀人の初出場組がともに2アンダーで首位スタートを決めた。

コブクロも歌います!松山、石川世代の小袋秀人は飛距離も魅力
 「パープレーでも上位にいるんじゃないかなぁと昨日の時点で思っていました。こんなスコアが出るとは…」と振り返ったのは池村。166cmと小柄ながら幼少の頃から実家であるさつまいも農家の手伝いで鍛えた下半身で飛距離を武器にするが「飛距離をいかせるホールはないです。刻んででてもフェアウェイキープ」と堅実なプレーに徹した。

先週の「〜全英への道〜ミズノオープン」から好調の兆しを見せるパッティングに活路を見出し、5バーディ。「昔から自分のクセは(ストローク中に)緩みやすいこと。入れ頃外し頃の3mの上りストレートラインをひたすら練習しました」とトップ10圏内を狙う今大会への調整の成果が出た。

 一時は4アンダーまでスコアを伸ばし、トーナメントリーダーとして初日を引っ張った小袋は、終盤にさしかかる14番でティショットを右OBでダブルボギーとすると、続く15番でもボギー。1アンダーに落として迎えるのは難ホールが続く上がり3ホール。「すべてパーでいければ」と気合いを入れなおし、最終18番では15mのバーディパットを沈めて再びリーダーボードの最上位に戻ってきた。

 24歳の若手ながらプレーを支えたのは“経験”。今大会は初出場だが、茨城県の鹿島学園出身で宍戸ヒルズCCでのラウンド経験は何度もある。ここまで難しいセッティングとは初対面だが、イメージ良く18ホールをプレーできた。

 レギュラーツアーフル参戦の経験がない両者。初優勝が続いていることに池村は、「試合前日に聞きました。(初日のスコアで)チャンスはあるのかな」と話したものの、昨季チャレンジツアー8位の資格で今季レギュラーツアー前半戦の出場権を獲得しただけに「欲をだしすぎずトップ10。少しでも稼がないと後半戦が出られなくなるので」と上位に踏みとどまることを第一目標に置く。

 QTランク29位の小袋も「(初日のスコアで)たいぶ自信にはなりましたが、2日目も初日のスタートと同じ意識を持って、最終日のバックナインでいい位置にいないと意味がない」と冷静に自身の足元を見すえる。青木功JGTO会長が掲げる「難しいセッティングが選手を育てる」という今大会コンセプト。若手が優勝争いに加われば、さらなるツアーの活性化につながっていくはずだ。

【初日の順位】
1位T:ショーン・ノリス(-2)
1位T:宮本勝昌(-2)
1位T:池村寛世(-2)
1位T:小袋秀人(-2)
5位T:谷口徹(-1)
5位T:藤田寛之(-1)

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