<日本ゴルフツアー選手権 森ビルカップ Shishido Hills 事前情報◇1日◇宍戸ヒルズカントリークラブ・西コース(7,384ヤード・パー71)>

 「日本ゴルフツアー選手権 森ビルカップ Shishido Hills」は文字通りツアープレーヤーNo.1を決める一戦。その精鋭ぞろいのフィールドに一味違ったルートで足を踏み入れたのが、今大会が自身3戦目となる高柳直人だ。

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 男子ツアーは前週10位以内の選手に翌週の出場権が与えられるが、高柳は予選会から出場した先週の「〜全英への道〜ミズノオープン」でツアー2戦目ながら5位タイに食い込んで今大会の出場権を獲得。「1打1打集中していて緊張する間もなくて、終わってみたらトップと2打差だった」と出場権もなく予選会に回っていた男が、わずか2週間で大きなステップを踏みしめた。

 今大会は茨城県鉾田市出身の27歳にとっては地元のビッグイベント。実家からは車で1時間弱かかるため“自宅通勤”とはいかないが、地元で初めて迎えるツアートーナメントの晴れ舞台だ。高柳をジュニア時代から熱心に応援してくれた祖父の墓前にも報告をすませて、「まずは予選を通過して、自分のペースで上に行きたい」とより気合いの入る週末となる。

 現在賞金ランク6位につける永野竜太郎や片岡大育らが居並ぶ88年世代。しかし、高柳自身は予選会に挑んでは敗退を繰り返し、同期の活躍とは少し離れたところでゴルフと向き合ってきた。ツアープロとしての戦いの場が得られず、近年では地元の練習場でアマチュア向けのレッスンもこなすようになった。

 周囲から「レッスンをやりだしたらツアーでは上に行けない」と揶揄されてツアープロとしての道に迷ったこともあった。だが、「そんなことは関係ない。レッスンをしながらでも自分次第で上に行ける」。今でも週2回程度レッスンを持っているが、自身の練習をもちろん欠かすことはない。先週の5位という結果はほかのツアープロとは少し違った道を歩む高柳が出した一つの答えでもあった。

 ちなみに、高柳レッスンはショットからパターまですべてをフォロー。ツアープロ目線の的確かつ実戦的なアドバイスが好評だ。「本気で上手くなりたい人にはいつでも教えますよ(笑)」。お近くでゴルフ熱炎上中の方はぜひ。


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