<中日クラウンズ 初日◇28日◇名古屋ゴルフ倶楽部 和合コース(6,545ヤード・パー70)>

 先週の「パナソニックオープン」で優勝し、勢いをつけて和合に乗り込んできた池田勇太。開幕前日に「自分に期待したい」と話していたが、その言葉通り1イーグル・6バーディ・3ボギーの“65”をマーク。5アンダーで首位と1打差の2位タイと好スタートを切った。

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  新兵器が火を吹いた。2番パー5、ピンまで243ヤードでセカンドショットで取り出したのは今週から新たにバッグに入れたクラブ、ツアーバンでクラフトマンとしてプロのクラブの調整をしてきた赤穂勇介氏が独立して設立した「A DESIGN(エーデザイン)」の中空アイアン、『A GRIND CMB HYBRID IRON』の3番だった。池田の放ったショットは2オンに成功、約2メートルにつけると、これを入れイーグルを奪取。序盤から見せ場を作った。

 火曜日に赤穂氏から渡され、その日のテストでこの日と同じ2番ホールで好結果を得たこのクラブ。アイアン以上の番手に調整が必要だと感じていた池田が選んだこの新兵器が早速結果を出してくれた。

 その後も切れ味の鋭いショットでバーディを2つ奪い後半へ。折り返してからも10番からは連続バーディを奪取。その後は3つのボギーと2つのバーディでスコアを後退させたが、初の今大会制覇に向け上々のスタートを切った。

 苦手意識のあるこの大会。2011年に6位に入ったこともあるが、これまで8回の出場で3回予選落ちを喫している。特に初日に出遅れることが多かったが、今年は好発進。先週プロ入り後初めてシーズン序盤に優勝を挙げ、プレーに大きな手ごたえをつかんでいたが、その勢いをきっちりと和合にも持ってきた。

 最終18番のボギーには「上がりが悪いのが…腑に落ちない」と悔しさを隠さなかったが、全体としては「明日以降につながるゴルフだったと思う」と満足のいくものだった。「明日は明日で切り替えてやります」。今年の池田は和合にも強い、懸念材料だったクラブ選びもさらに良い方向に進んでいる。今週の“主役”はこの男になるのだろうか。

<ゴルフ情報ALBA.Net>