<パナソニックオープン 最終日◇24日◇千葉カントリークラブ梅郷コース(7,130ヤード・パー71)>

 国内男子ツアーとアジアンツアー共催の「パナソニックオープン」は千葉カントリークラブ梅郷コースで最終ラウンドを行い、トータル4アンダー13位タイからスタートした今平周吾がノーボギーの“66”で回りトータル9アンダーの4位フィニッシュ。優勝した池田勇太に続く日本勢2番目に食い込みシーズン序盤でまずは好結果を残した。

【関連】ラウンドリポーターとして池田勇太のプレーを見守る石川遼
 やや短く握ったグリップからフィニッシュまで振り抜く心地いいスイングで知名度も急上昇中の若手だが、現在の状態は「8割程度」という。シーズン開幕戦の「SMBCシンガポールオープン」初日の朝に腰に強烈な痛みを感じて急きょ大会を棄権。低周波機器などによる治療は現在も継続中で、今大会もラウンド前後の練習は最小限にとどめてスローペースで調整に努めた。

 万全ではない中で結果につなげることができている要因には、周囲のサポートもある。国内開幕戦の「東建ホームメイトカップ」からバッグを預ける児島航キャディは、“鬼”の異名を持つ昨年賞金王キム・キョンテ(韓国)が2010年最初の賞金王に輝いた際にエースとして支えた実績を持つ名キャディ。近年ではブレンダン・ジョーンズ(オーストラリア)ら実力者をサポートし、勝利に導く手腕はプロからも信頼が厚い。

 今平も「すごくやりやすい。キョンテさんのプレーのこととかいろいろ聞いて勉強になっています」とタッグ2戦目にして全幅の信頼をおくまでになった。周囲の勧めもあってのタッグ結成だったが、今平自身、スキのないショットと確かなマネジメントでスコアを作るキョンテのプレーはひとつの目標でもあると語る。それを間近で見てきた児島キャディの言葉や振る舞いはそれ自体が“賞金王のエキス”。次週「中日クラウンズ」でも同タッグで戦うことが決まっている。

 昨年はアジアンツアーの予選会を受験するなど世界への意欲も持つ23歳。今大会の結果によりアジアンツアーの賞金ランキングも28位に食い込み、シード確保のボーダーライン上(※2015年実績 66,065ドル)の65,633ドルを稼ぎ出した。「シードはちょっと意識しながらやっていました。アジアンツアーはヨーロピアンツアーにもつながっているのですごく興味がある」。言葉は多くないが、世界を見すえる若武者はここにもいる。


<ゴルフ情報ALBA.Net>