<パナソニックオープン 最終日◇24日◇千葉カントリークラブ梅郷コース(7,130ヤード・パー71)>

 国内男子ツアー「パナソニックオープン」の決勝ラウンドは2日間続けて石川遼がラウンドレポーターとしてマイクを握った。この日は最終組の1つ前で優勝をもぎ取った池田勇太、マーカス・フレーザー(オーストラリア)、イ・サンヒ(韓国)組を18ホールフォローし、“遼勇”対決で何度も名勝負を繰り広げてきた池田の通算14勝目を見届けた。

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 1番、2番の連続バーディを皮切りに前半だけで6バーディの“29”。一気に試合の流れを引き寄せた池田のプレーには石川も感嘆の声を上げるしかなかった。「ものすごいことを簡単にやっているように見えた。ゾーンに近い感じに入っていたと思う。後半多少つまずいても余裕があるくらいの差を前半で作っていた。後続が追撃態勢をとるところまでいかなかったですよね」。

 着目したのは3つスコアを伸ばして迎えた5番ホール。池田のティショットは右サイドの木に当たり林の中に入るトラブルを迎えた。しかし、池田は流れを切らすことなくパーを拾った。「ピンまで188ヤードをフロントエッジの距離だけ決めて3ヤードくらいの花道の狙ったところに運んで2パットのパー。流れを切らすどころかバーディよりも大きいパーだったと思う」。思い通りの弾道でグリーンをとらえた一打を見届けた石川の顔には思わず笑みすら浮かんでいた。

 キレキレのアイアンショットは石川が知る好調時の池田勇太そのもの。「17番もアイアンに不安があったらボギーにする可能性もあった。でも、ラフから160ヤードをピッチングウェッジでフライヤーさせてピッタリ乗せてきて、あれが実質のウイニングショットだったと思う」。スキを見せない強い勝ち方に口をつく言葉は惜しみない称賛だった。

 一方石川に18ホールをじっくりと見られていた池田は、「なんか具合悪かったよね(笑)お前にそんなところにいられると具合悪いからあっちいけって感じ」その視線を常に感じていたという。だが、冗談めかしながらも「いるならクラブ持って来いって感じだったよ」と最後は戦線を離れている石川へのエール?ともとれるコメントで振り返った。


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