<東建ホームメイトカップ 最終日◇17日◇東建多度カントリークラブ・名古屋(7,081ヤード ・パー71)>

 「今週は不思議な力がはたらいてくれた」とホールアウト後に語った永野竜太郎。14日から熊本県で頻発している大きな地震、その中で故郷を思いながら戦った永野と重永亜斗夢が揃って上位フィニッシュとなった。

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 「国内開幕戦の初戦としては上出来です」と永野は最終日に5つ伸ばしトータル12アンダーでフィニッシュ。ハーフターン時に青木功JGTO会長から「大変だけど熊本のために笑顔で頑張れ」と発破をかけられた。青木と握手を交わし「背中を押されましたね」。プレーオフには1打届かなかったが、怒涛のバーディラッシュで最後まで大会を盛り上げた。

 「いつもだったら弱い自分が出てくるところですが、地元の状況にしたらどうということはない。自分を強くもっていけた」。故郷を思い、故郷から力をもらった。また1つ優勝争いの経験を積み、さらに初優勝を狙う気持ちは強くなった。「優勝が自分にも地元にも最高な形」とこの1週間を糧にするべく早く勝利を挙げたいと意気込んだ。

 重永はスコアを1つ落しトータル6アンダー4位タイでフィニッシュ。この日は「パッティングのタッチが合いませんでした」と雨の影響で重くなったグリーンに苦戦。ショットの不振もいかんともしがたく、スコアを伸ばせずに終ってしまった。

 「自分の中では踏ん張れたと思う」と振り返った重永。2度目の最終日最終組でスコアを崩せずに終れたことは今後につながる経験となるだろう。「熊本のこと、最終組でのプレー、調子が悪いこと、頭の中はごちゃごちゃでした」。その中で上位を維持できたのも収穫だ。

 今も熊本では空港は閉鎖、線路も道路も寸断され、帰路につくのは容易ではない。これからも遠征が続き、重永が帰れるのはおそらく次々週の『中日クラウンズ』終了後になるだろうとのこと。この状況の中で戦い続けることで精神的な疲弊があるだろうが、彼らの活躍が熊本の人々の力にもなるのは間違いない。

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