<マスターズ 2日目◇8日◇オーガスタナショナル・ゴルフクラブ(7,435ヤード・パー72)>

 オーガスタナショナルGCで行われている、海外男子メジャー初戦「マスターズ」は第2ラウンドが終了。13位タイからスタートした松山英樹は5バーディ・5ボギーとスコアは伸ばせなかったものの、フィールド全体が風と硬いグリーンに伸び悩んだためトータル1アンダーの5位タイに浮上。優勝候補と目されてきた24歳は、まぎれもなく優勝争いに身を投じて決勝ラウンドを迎えることとなった。

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 一時は2オーバーまでスコアを落とすも前半7番、8番の連続バーディ。そして12番からの3連続バーディでトータル2アンダーに伸ばして18番ティを迎えた松山は、17番グリーンの先にあるリーダーボードに目をやった。

 「ジョーダン(スピース)が最後パーで上がって4アンダーだったので、2打差でいきたかった」。決勝ラウンドを確かに意識した最終ホール。セカンドはグリーンの傾斜で手前に戻ってボギーフィニッシュとし「ああいうミスはなくしたい」と首をひねったものの、「良い位置だと思う」と粘ってスコアを作った2日間を評価した。

 2011年にアマチュアとして出場し、日本人史上初のローアマチュアを獲得して以来5度目の出場となる“ゴルフの祭典”は、他のどのメジャーよりも多くの思い出と共に松山の中にある。この日、手前から11ヤードに切られた18番のピンは幼いころからのテレビ視聴者としても“おなじみ”。「毎年テレビで見ていた。実際やってみるのと、テレビで見ているのと、どっちが正しいのかなと思っていた」。西日の中で松山は、画面の中の名手達と自身を重ね合わせていた。

 だが思い入れの強い一戦での優勝争いにも、PGAツアーで勝ち星を重ねてきた松山の気持ちが揺れることはない。「どの試合でも優勝争いをすれば緊張するし、どんな小さい大会でも優勝するのは大変。それがこんな大きな大会でできればうれしいけど、だからといって特別なことをすることはない」。頼もしく言い切って週末を見すえた。

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