毎年4月初頭に開催される『千葉オープンゴルフトーナメント』。2016年は1月末の『SMBCシンガポールオープン』と翌週の『レオパレス21ミャンマーオープン』が、国内男子ツアー開幕として位置づけられているが、例年は“開幕戦『東建ホームメイトカップ』の前哨戦”として多くのツアープロが参戦する舞台となっている。

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 1971年にスタートし今年で第45回目を迎える同大会。ゴルフのメッカ・千葉のオープントーナメントとして県内の腕に覚えのあるアマチュアアスリートゴルファーが目指す舞台にもなっているが、レギュラーツアーの開催試合が減少傾向にあるなかでの“地方トーナメント”の開催意義について、大会実行委員長の森静雄氏と、今年から開催コースとなった太平洋クラブ成田コースの支配人・津田和哉氏に話を聞いた。

 PGA(日本プロゴルフ協会)会長を歴任し、千葉県プロゴルフ会会長として昨年から大会の実行委員長として参画する森氏は「ここ数年は『東建ホームメイトカップ』の前週は、千葉オープン、岐阜オープン、北九州オープンに著名なプロが参加していく流れになっていますし、千葉オープンはアマチュアの予選会の参加者も増えています。潜在的に千葉県にはアスリートゴルファーも多く“春先に試合をやりたい”というアスリートも多いのも事実」といい、プロゴルファーだけでなくアマチュアからの要望も多いという。

 「春先というのはプロゴルファーにとって “今年クラブを変えた、シャフトをいじった”や“実戦の緊張感のなかで自分のゴルフができるのかを試したい”などのオフの仕上がりを見たい時期。出場意欲は十分にあります(森氏)」。

 千葉県プロゴルフ会のPGA会員は約650名で東京に次ぐ会員数。千葉県はオールシーズンプレーができるエリアとしてプロも集まり、有望なジュニアも多いだけに大会の意義は大きい。

 さらに地域のローカルトーナメントとして“ジュニアからシニアまで”をキャッチコピーに今年からプロシニア枠、アマチュアシニア枠を新設し、予選会を開催。「私の希望ですが来年は“スーパー70”の部も設けたい。プロのレジェンドの方も参戦して頂き、春先の注目トーナメントにしていきたい(森氏)」とさらなる活性化を狙っている。

 実行委員会の考えに同調し、大会を盛り上げるため協力体制を作った津田氏は、昨年の『日本プロゴルフ選手権』開催時に太平洋クラブ江南コースの支配人をしていた経験から「トーナメントを開催することはコースにとってもメリットがとても大きい」と語る。

「トーメントをやることで従業員の意識、モチベーションがあがります。トーナメントという目標に向けてみんなが頑張る。またコース整備で言えば、普段できない特殊なことを経験でき、今回のためにきてくれた太平洋グループの精鋭スタッフと情報交換を行うことで、太平洋クラブのコース管理のイズムを引き継げるなど、コース管理の質の向上にも役立っていると思います(津田氏)」。

 またコースの会員にとってもトーナメント開催は嬉しいことのようだ。「トーナメント開催にあたり会員の方々、特に毎週こられている会員の方はグリーンのスピードが変わっていくこと、固くなっていることに気づかれる。“支配人大分グリーン変わってきたね。トーナメントグリーンになってきたね”と声を懸けられる。ゴルファーのかたはやっぱり速いグリーンを体験したいと思うんですよね(津田氏)」と熱心なゴルファーがプロトーナメントのセッティングを感じられるというメリットも。

 ゴルフのシーズンインの時期に開催される地方オープンには、大会の規模感以上の波及効果があるだけに今後も盛り上がりに期待したい。

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