<ANAインスピレーション 2日目◇1日◇ミッションヒルズ・カントリークラブ(6,763ヤード・パー72)>

 1オーバーの60位タイで初日を終えたイ・ボミ(韓国)はラウンド後に自問自答したという。「ここに来た理由をすごく考えた。やっていて楽しくなくて、何で、何でと思って…」。メジャータイトルを意識しすぎるあまり、どこか守る気持ちも芽生えていたことを反省。気持ちを切り替えて心機一転。6バーディ・ノーボギー“66”のこの日ベストスコアを叩きだして、60位から一躍9位タイに食い込んで見せた。

ドレス姿も!“スマイル・キャンディ”ボミの特選フォトギャラリー
 午後スタートのこの日、年下のチョン・インジ、ジャン・ハナらがこともなげにスコアを伸ばしていくのをテレビで見て、「グリーンも止まっているし、パターも入っている。メジャーといってもそんなに難しくないんだ。守りではなくて攻撃的なプレーができるイメージをちゃんと作っていこうと思った」。頼れるキャディもボスのその思いをくみ取った。

 2番パー5。グリーンエッジまでは247ヤードとボミでは届かない距離だが、清水重憲キャディはフェアウェイウッドを手渡した。ボミも迷いなく受け取りグリーン手前まで運んでバーディを奪取。“今日は攻めていく―”あうんの呼吸で気持ちを通じ合わせた最初のバーディを皮切りに、日本ツアー最強タッグにエンジンがかかった。8番からは怒涛の3連続バーディ。13番でもバーディを奪うと、最終18番は約7メートルを沈め、西日の中で会心のラウンドを締めくくった。

 ただただ、笑顔がこぼれてくる。「今日のラウンドは本当にうれしい!パターも入ったし後半は全部グリーンに乗った。内容もベストでした」。この日は予選通過ラインを背負ってのスタートだったが、「やることをやって予選ダメなら仕方ない」と腹をくくっての18ホール。それだけに、最後は充実感があふれた。

 だが、もちろんこれで終わりではない。五輪代表を争うライバル達も上位に名前を連ねているだけに、ここからが本当の勝負といえる。「今日の感じでできたら優勝のチャンスもあると思う。エネルギー調整をしっかりして、良いイメージを作ってやりたいですね」。女王がV戦線に名乗りを上げた。

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