<ヤマハレディース 初日◇31日◇葛城ゴルフ倶楽部 山名コース(6,568ヤード ・パー72)>

 今季2試合目となる4日間大会、『ヤマハレディース』の初日。固く速いグリーンに、強い風が吹く難コンディションの中、昨年の賞金ランキング2位テレサ・ルー(台湾)と同3位の申ジエ(韓国)が揃って好発進を見せた。

国内女子ツアーの特選フォトは「写真館」で
 INコースから出たテレサは13番でボギー、14番でダブルボギーといきなり3つの借金を背負う展開に。だが16番、17番と連続バーディを奪って折り返すと、さらに1つスコアを伸ばして迎えた5番から3連続バーディを奪取。最終9番でボギーを叩いたものの2アンダーの3位で初日を終えた。

 対するジエは「このコースは我慢が大事ですが、今日は安定したプレーができました」と堅実なゴルフを展開。3つのバーディを奪ってボギーは1つと18ホール通じて大崩れすることなくホールアウト。テレサと並ぶ2アンダーの3位につけた。

 揃って好スタートを決めた2人はツアーきっての4日間大会巧者だ。テレサは日本の4つのメジャーのうち3つを制しているし、元世界ランク1位のジエは言わずもがな。米国を主戦場としていた時には最終日に無類の強さを発揮することから“Final Round Queen”と呼ばれていたほど。そんな2人に4日間競技に強い理由を聞いてみた。

 テレサは「3日間も4日間もやることは一緒なので分からない」と感覚派らしい解答。「それはメジャーでも変わらないですよ」と特別何かを意識してやることはないという。

 「4日間大会のほうが好き」というジエは、「予選ラウンドが2日あることで目標を立てやすいのが自分はやりやすい。後はアメリカで4日間の戦いに慣れているからかもしれないですね」と自己分析。続けて「予選ラウンドで午前と午後の両方のコンディションを経験できるのも良いですね」。最終日の強さはどんなコースコンディションにも合わせられる対応力を持つからこそ、と言ったところか。

 対照的な解答をした2人だが、共通するのが「難しいコースが好き」ということ。4日間競技となると難しいセッティングになることの多い日本ツアーでは、これは大きな武器だ。また、難コースに対しての攻略法はそれぞれだが、2人とも決まっていうのが「18ホール集中する」ということ。当たり前のことのようだが、4日間持続することは非常に難しい。特に長丁場になればなるほど、気持ちを切らさない強さが勝利を引き寄せるのだろう。

<ゴルフ情報ALBA.Net>