<HSBC女子チャンピオンズ 最終日◇6日◇セントーサGC ザ・セラポンC(6,600ヤード・パー72)>

 ハナ・ジャンはお楽しみを最後にとっておいたのか。韓国出身の23歳は最終日に大会最小スコア“65”を記録し、72ホール目ではイーグル奪取。シンガポールで行われた『HSBC女子チャンピオンズ』でLPGAキャリア2度目のタイトルを奪った。

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 「今、最高ですね。だって最後にイーグルなんてとても嬉しいですし、頭のなかはエキサイトしています」ジャンは言う。「今日はとても落ち着いていましたが、今年はすでに2勝できているのでとてもとてもとても嬉しいです」。

 始まって4戦だがすでにこれで2勝目。ジャンは先月フロリダのオカラで行われた『コーツ・ゴルフ選手権』で初優勝を遂げた。昨シーズン、ルーキーとして4度の2位を経験しジャンは、2016年の目標は2勝することと語っていた。この勝利で新たに目標を再設定する必要があるだろう。

 「2016年の目標は2勝でした。すでに2勝したので新しい目標はさらに2勝ですね。今は良い状態で安定しています」。

 ジャンのエキセントリックな性格は今年これまでにもよく見ており、見せ場では記憶に残るような喜び方を表現してきた。バハマでの開幕戦ではLPGA史上初となるパー4でのアルバトロスを達成し、古典的にも地面にひざまずいてグリーンにキスをした。1週間後の初優勝のときは、18番グリーンで侍を思わせるような仕草をパターで演出。そして今週はビヨンセのスーパーボールでのパフォーマンスを思わせるダンスを見せてくれた。

 「テレビでビヨンセのかっこいい音楽を見ていました。ビヨンセはとてもかっこいいですよね」ジャンは白い歯を見せる。「ビヨンセを思ってやってみました。パットが終わってダンスしてみようかなと。最高の1日です。そう、曲名はシングルレディース。私独身ですし(笑)」。

 ジャンは2位につけるタイのポーナノン・ファトラムを1打リードして最終日を迎え、前半9ホールでリードを3打に広げた。だが、折り返しての10番で初日の14番以来となるボギーを叩きリードは2打に。「10番は考えすぎました。11番以降は我慢、我慢でした」。

 12番から14番までの3連続バーディーで勢いをつけ残り4ホールで4打差までリードしたジャン。13番では30フィートのパットを、14番でも50フィートの長いパットを沈め、昨日のパットとの違いを見せつけた。昨日、グリーン上で少し練習をしたことで差が出たと言う。「初日と3日目は毎ホールパットをはずしていました。昨日のラウンド後に少し練習をしてインパクトと感触を確認しました」。

 ファトラムが16番でバーディーを獲り、ジャンは3打差のリードで18番ティに向かった。イーグルを獲ろう”というのは彼女のゲームプランではなかった。ジャンは初めのうちはグリーンに乗せようとしただけとは認めようとしなかった。パー5では意図していたところよりもだいぶ左に行き、194ヤード3番ウッドで打った球は悪い方向には行かなかった。球はグリーンのフロントサイドに落ちカップ左6フィートまで転がっていった。

 「18番のセカンドショットはバンカー右を狙って行きましたがすこし外れました。木にぶつからないで、グリーンに行ってと思っていたら完璧なあたりでしたね。すごかったですね。頭の中で『オーマイゴッド、これぞ私のショット。最高』と思いましたよ」。


※USLPGA公式サイトより提供

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