石川遼に「結婚観」を聞いたのは、10代最後の年(2011年)の6月だった。数日後に全米オープンの開幕を控えていて、間の悪い質問だったかもしれないのだが、なんともさわやかに、なんだか嬉しそうに答えてくれたことを覚えている。中学時代の同級生との交際に関して当時は秘密にしていたが、その時の発言を振り返ると、既に結婚を見据えていたことがうかがえる。

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 石川は理想の女性像として「素でいられること」をあげていた。

 「タイプの女性ってね、特にないんです。プロゴルファーという職業は、緊迫している時間がとても長いですよね。1日に8時間睡眠するとして、残りの16時間のうち、約4時間がラウンドで、そのラウンドのために約4時間の準備をする。となると、1日のうち計8時間も緊張した状態が続くことになりますよね。だから、残りの8時間はできるだけ素の自分でいたいし、結婚相手となればずっとリラックスして一緒に過ごせる女性がいいです」

 当時から、結婚願望は強かった。

 「サッカーの本田圭佑さんも若くして結婚されていますよね(22歳で結婚)。アスリートとしては、早い段階の結婚にあこがれます」

 12年に婚約を発表し、さらに1年ぐらい経った時期、サンディエゴの自宅でインタビューした際は結婚のタイミングが話題に。

 「毎年、中学の同級生と一緒に、自宅近くの神社に初詣に行くのが恒例なんです。もちろん、彼女も一緒なんですけど、仲間の中にはもう結婚して子どもがいる友達もいる。自分がいつの間にか子どもがいてもおかしくない年齢になったことに驚きますね。彼らと自分はまったく違う生活だけど、刺激は受けます」

 “理想の夫婦は両親?”父である勝美さんが席を外しているタイミングを見計らって、恐る恐る聞いてみた。すると、石川は笑顔でこう返すのだった。

 「ほら、うちの両親は父が晩婚で、母が早婚でしょ。父にはちょっと申し訳ないけど、昔から若いお父さんに憧れていました(笑)。参観日や運動会には、若くて、かっこいいお父さんが来てくれた方が、友達に自慢できるじゃないですか」

 24歳というタイミングでの結婚は、少子化が進む現代においては早婚だろう。しかし、15歳からプロのツアーで活躍し、現在はアメリカを拠点とする石川にとってみれば適齢期だったのかもしれない。どうぞお幸せに、そしてさらなる飛躍を。

文・柳川悠二

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