宮崎県のフェニックスCCで合宿中の片山晋呉が、国内での本格シーズン開幕に先駆けて3月10日(木)開幕のアジアンツアー「トゥルー・タイラインド・クラシック」への出場を表明。正式種目として112年ぶりに復活したリオ・オリンピックゴルフ競技へ向けて開幕戦の「SMBCシンガポールオープン」に続く海外での戦いに身を投じる。

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 描くのは壮大な青写真だ。現在世界ランク69位の片山はこのタイでの一戦を結果につなげることができれば、世界ランク64位までが出場(例年繰り下がりあり)する「WGC-デル・マッチプレー選手権(3月23日開幕)」への出場を予定。さらに、世界のトップランカーが集まる大一番で結果を残せば、開幕前週の世界ランク50位以内に与えられる海外メジャー「マスターズ」への出場も見えてくる。

 合宿中の片山は「マスターズ」出場へは言及しなかったものの、2009年に歴代日本人最高位となる4位に入った舞台への思い入れはいまだに強い。昨年末にも世界ランクアップを「タイ選手権」に出場するなど海外に積極的に打って出たのもオーガスタへの思いゆえだ。そして、マスターズの先にはもちろんリオ五輪がある。

 112年ぶりに復帰したゴルフ競技には「昨日くらいからブラジルに行くために穴を掘っています(笑)。地球の裏側なので、今から堀り始めればちょうどいいですから」と冗談めかしたが、「112年前のオリンピックのことは誰も知らない。ここまできたら日本人の1ページにのりたいよね。112年ぶりに誰が出たのって話になったら「山2つだぞ」って。片山と松山でね」と笑顔を見せた。

 オリンピック開幕直前には片山にとってもう一つ大きなイベントが待っている。「ネスレインビテーショナル 日本プロゴルフマッチプレー選手権 レクサス杯」はツアー外ながら片山がホストを務める大一番。今年で3回目を迎え、今季から優勝賞金は国内ツアー史上最高額の1億円に引き上げられた(賞金総額1億5,000万円)。

 「いいよね、夢があって。第1回の5000万円でも夢があったけど、とうとう倍になりましたからね。何より1億円って響きがいい」と自身が手がけた大会のスケールアップに自然と頬も緩む。

 第1回から大会のテーマとなっているのは“世界への挑戦”。「世界アマに出たとき、僕の前の組でタイガー(・ウッズ)が回っていたんです。タイガーが高校生の頃だと思う。初めてみたとき、「世界にこんな人がいるんだ」って思った。衝撃的だった。勝てるとか勝てないとかの以前に違うことをしているみたいだった。若い選手には早くそういう経験をしてもらいたいです」。「ネスレインビテーショナル 日本プロゴルフマッチプレー選手権 レクサス杯」は7月29日に北海道にある恵庭CCで開催される。

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