<SMBCシンガポールオープン 5日目◇1日◇セントーサGCセラポンC(7,398ヤード・パー71)

4日間で大会を終えることができず、決着を月曜日の午前中に持ち越した、アジアンツアーとの共同主管競技「SMBCシンガポールオープン」。16番グリーン上からスタートしたトーナメントリーダーの宋永漢(ソン・ヨンハン/韓国)がトータル12アンダーで逃げ切り、ツアー初優勝を飾った。

愛くるしい笑顔が魅力のヨンハン
 1日(月)の7時30分(日本時間8時30分)にプレー再開となったが、思わぬ事態が。前日残したパーパットは約3mだったが、マークされた位置が約50cmになぜか移動。競技委員を呼び、適切な位置に戻すというメンタル面に影響を受けそうなアクシデントだったが、きっちりとパーで凌ぐと、続く17番もパーセーブ。トータル11アンダー、クラブハウスリーダーのジョーダン・スピース(米国)に1打差をつけて最終18番パー5を迎える。

 3打でしっかりとグリーンを捉え、約2mのバーディパットはわずかにカップ左に外れるも、優勝を確信したパーパットをタップインすると大きく両手を上げてガッツポーズ。2015年シーズンからタッグを組む岡本史朗キャディと力強く抱き合うと、宙を眺めて初勝利をかみ締めた。

「昨日はずっと16番のことを考えていました。昨日はジョーダン・スピースのことが嫌いでした(笑)。本当に特別な1週間。世界ナンバー1を負かせるプランはなかったですから」。

 2012年に日本のQTを受験し、13年は日本ツアーと韓国ツアーでプレー。同年の『インドネシアPGA選手権』で2位に入り、日本ツアーの賞金シードを獲得すると14年からは日本ツアーが主戦場に。そして昨年は『ツアー選手権』2位T、『日本オープン』3位とメジャー2試合で上位に食い込むなど結果を残し、今季の日本ツアー初優勝の可能性も高まっていた。

 例年より早い1月開幕となった国内男子ツアー初戦で初優勝。「今年は優勝することが目標でしたが、こんなに早くに…。次の目標は今年3勝することにします」。

 どこか控えめな仕草と柔和な笑顔。国内女子ツアーでは“スマイル・キャンディ”イ・ボミ(韓国)が人気と強さを誇り、トップに君臨するが、ヨンハンの“かわいらしさ”もボミに通じる雰囲気を持っている。目標の3勝を達成しブレイクすれば“男版イ・ボミ”として国内男子ツアーでの人気アップのための立役者になるかもしれない。

<ゴルフ情報ALBA.Net>