今季の国内女子ツアーの優勝者の活躍を振り返り、強さの要因を探る“Playback LPGATour2015”。第14回目は今季『中京テレビ・ブリヂストンレディス』で2年ぶりの優勝を果たした吉田弓美子をフォーカス。技術力、総合力が非常に高い吉田のスイングを見ていこう!

【解説】アマチュアに真似して欲しい“基本に忠実な”スイング!吉田弓美子のスイング連続写真(計11枚)
 両腕で作った三角形がスイング中終始崩れないスイングをプロコーチの辻村明志氏は「アマチュアの方には参考になる点が多い基本に忠実なスイング」と評する。「つねに体の面でスイングすることにより、グリップエンドがへそから外れることなく、無駄の少ないアップライトなスイングプレーンを実現しています(辻村)」

 両腕の三角形をキープすることで、トップの位置が低い人は高くなり、フォロースルーで左ヒジが引ける人はカット軌道にならず遠心力の効いたフォロースルーへとつながるメリットがある。

 「吉田さんのスイングからは一貫して両腕の間に風船を挟んでいるようなイメージが伝わってきますが、体幹で両ヒジの間隔を保ち、その体幹を緩ませることなくスイングできるドリルを紹介しましょう(辻村)」

 まず(1)枕や風船、ティッシュボックスなどをアドレスの両ヒジで落ちない程度に挟めるものを用意する。そして(2)体幹を意識してしっかりと両ヒジで挟むことにより三角形が崩れにくい状態をつくる。そこから(3)挟んだ感覚を変えることなく“腹筋で上げて腹筋で打つイメージ”でシャドーを繰り返す。

 「(1)〜(3)のステップで彼女のような基本に忠実なスイングが習得できます。自宅でもできるドリルなので継続してやっていけると必ず効果は出てきますよ(辻村)」


解説・辻村明志(つじむらはるゆき)/1975年9月27日生まれ、福岡県出身。ツアープレーヤーとしてチャレンジツアー最高位2位などの成績を残し、2001年のアジアツアーQTでは3位に入り、翌年のアジアツアーにフル参戦した。コーチ転身後はツアー帯同コーチ、キャディとして上田桃子、濱美咲らを指導。今季は上田の出場全試合に帯同し、様々な女子プロのスイングの特徴を分析し、コーチングに活かしている。プロゴルファーの辻村明須香は実妹。

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