<ファイナルクオリファイングトーナメント 最終日◇8日◇白山ヴィレッジGC クイーンC(7,048ヤード・パー72)>

 プレーを終え、クラブハウスで父親や契約メーカー、世話になった人たちに囲まれると伊藤誠道の目には涙が溢れた。

今季の国内男子ツアーを写真で振り返る!
 伊藤はこれがファイナルQT3回目のチャレンジ。これまでは下位に沈んでしまい、ツアーへの切符を掴むことはできなかった。ツアーでのアマチュア最年少予選通過記録(14歳21日)を持つ逸材も今年で20歳に。「今年は調子が良かったので、これでダメだったらと思うと…」、普段は強気な発言が目立つがやはり弱気になる時があったという。

 今回は8位タイで最終日を迎えると、この日は“68”をマーク。スコアを4つ伸ばしトータル14アンダー、6位で35位以内に与えられる来季前半の出場権を獲得した。

 今年は戦いの場を求め中国で行われているPGAツアーチャイナへ。5試合に出場、トップ10が1回、トップ20が1回とスポット参戦ながらまずまずの成績に。「移動も大変だし、気候も芝も違う」、広大な中国での戦いは伊藤のショートゲームの技を増やした。

 また今季から同じナイキ契約の薗田峻輔の勧めで最新のトレーニング設備が揃う『ドームアスリートハウス』に通い始めた。体は厚みを増し、また10月から試合に投入した新ドライバー『ナイキ ヴェイパー フライ ドライバー』が伊藤のスイングにピタっとハマり「飛距離が15ヤード伸びた」という。

 テクニック、パワー共に向上、そして海外の試合で精神的にもタフになった伊藤。「今年はいろいろと自分に“投資”してきた」、それがこのQTで大きな実を結んだ。

 しかし、本当の戦いはこれから。「これでやっとスタートラインに立てた。来年は日本ツアーに出れるけど、引き続き海外も出られる試合は出たい」。1月のPGAツアーチャイナのQTにも出場予定。国内外問わず打って出て、さらなる高みを到達すべく精進を続ける。

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