<THE QUEENS presented by KOWA 最終日◇6日◇三好カントリー倶楽部 西コース(6,500ヤード・パー72)>

 今季賞金ランキング日本勢最高位。日本の次期エースが韓国の猛追を断ち切った。女子4ツアーによる対抗戦「THE QUEENS presented by KOWA」は6日(日)に愛知県にある三好CCで最終ラウンドを行い、首位でスタートした日本ツアーチームは最終ポイントを41とし逃げ切りで初代大会チャンピオンに輝いた。2位から出た韓国ツアーチームは9マッチ中8勝を挙げるなど脅威の追い上げを見せたが、渡邉彩香が最終ホールまでもつれたチョ・ユンジとの直接対決を制して勝利をつかみ取った。

最終日の模様をライブフォトで振り返る!
 1アップで迎えた、男子ツアー「東海クラシック」でも多くのドラマを演出した18番ホール。先に打ったチョのボールはピン奥からバックスピンで戻り手前2メートルにつけるバーディチャンス。渡邉のセカンドはチョと同じラインの5メートルについた。

 このホールを落とし引き分けとすると韓国チームの勝利が大きく近づく緊迫の場面。「カップの先には先輩たちが祈ってくれているのも見えていたし、なんとか桃子さんをはじめ先輩たちのために入れないといけないと思っていた」。原江里菜、上田桃子以外のすでに競技を終えたメンバーが見守る静寂の中、放たれたボールはわずかなスライスラインを描いて乾いた音を響かせた。

 チーム最年少の大型プレイヤーは自身にかかる重圧をひしひしと感じながら終盤を戦った。「13番くらいからこのマッチの勝敗が自分の国の勝敗を左右するのはわかっていた」。ダウンされて迎えた終盤は1打ごとに状況が入れ替わるしびれる展開。「原(江里菜)さんと私が接戦で、キャディさんともどっちかがなんとかするしかないって話はしていた。相手もそう思っていたと思うし、気持ちだけでは負けないように」。

 14番で再度リードを奪うも、16番パー3ではティショットを左の崖に落としてボギーとし並ばれるなど紙一重の勝負。それでも最後は気持ちが上回った。「最後も入れたい気持ちはツアーとも一緒だけど、日本チームとして戦っている部分で、実力だけじゃなくみんなの祈りとかが伝わったんじゃないかな」。開幕前から並々ならぬ気合いで今大会に入った上田桃子キャプテン以下メンバー全員の魂がこもった1ストロークだった。

 もちろん、この経験をこの場だけで終わらせるつもりはない。キャプテン桃子の願いも「これをきっかけにまた各選手がツアーを盛り上げてくれると思う」。今季は賞金ランク6位に入るも海外勢にトップ5を独占された。名実ともに日本のエースとなるために。「今日みたいに強い気持ちでプレーできればもっと頑張れる。来年につながるいい3日間になったと思う」。来季こそ彩香が主役となってみせる。

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