<THE QUEENS presented by KOWA 事前情報◇3日◇三好カントリー倶楽部 西コース(6,500ヤード・パー72)>

 「今年LPGAで海外の選手にたくさん勝たれてしまった責任をみんな感じている。意地を見せられるかという高いモチベーションで入れていますね」。日本チームのキャプテンを務める上田桃子の口をついたのは闘争心そのものだった。

今季の国内女子ツアーをフォトギャラリーで振り返る!
 今季のツアー37戦で日本勢の勝利は15。残す22のタイトルを海外勢がさらった上に、賞金ランキングトップ5を史上初めて海外勢が独占した。イ・ボミ(韓国)らはツアーの一員として盛り上げの原動力ともなっているが、上田自身も開幕前に10勝を目標としただけに、忸怩たる思いを内面に秘めているはずだ。

 そんな1年があったからこそ、今大会を前にした日本勢のモチベーションは近年の日韓戦などになく盛り上がっている。日本勢賞金ランク最高位でポイントゲッターとしての役割も期待される渡邉彩香が「普段のツアーよりも気合いが入っている」と語れば、成田美寿々は「めちゃめちゃ盛り上がっています。盛り上がりすぎていつも空回りするので、桃子さんからは抑えてって言われました(笑)」とあふれんばかりの闘志を見せた。

 チーム最年長となる大山志保は、キャプテンの上田をフォローする「相談役ですかね(笑)」と俯瞰でチームを見ながらも「みんなが日本代表としての気持ちを持っている」と団結に太鼓判を押した。火曜日にはコースで初めてチーム戦を想定した練習ラウンドを行うと、その夜には選手、キャディを含めたミーティングを兼ねた食事会を開催。改めて“勝つ”という認識を共有しあう時間となった。

 チーム2人がそれぞれホールアウトしていい方のスコアを採用するフォアボールダブルスの初日は、チームを勢いづける第1組に渡邉、菊地絵理香の若手コンビ。世界ランク7位のキム・セヨンペアには大山、成田のイケイケコンビをぶつける采配。「自分にできることは何でもやろうと思っている。全責任は私が取るのでみんなには勝つことだけに集中してもらいたい」。

チームメイトからは「引っ張ってくれる」と早くも信頼を勝ち取った日本チームはまさに桃子ジャパン。「とにかく明日を見ていてください」。キャプテンシーと覚悟をみなぎらせてコースをあとにした。

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