<カシオワールドオープン 2日目◇27日◇Kochi黒潮カントリークラブ(7,315ヤード・パー72)>

 「18番でリーダーボードを見たときに、自分の想定と違っていたので、最後のバーディパットは緊張しました」。11アンダーに乗せた時点で後続は7アンダー集団が追ってきていると予想していたが、ボードを確認してみると2位以下は5アンダー集団。最後の2m半のバーディパットを沈め、後続を大きく引き離すトータル11アンダーでフィニッシュすると18番グリーンは大きな拍手と歓声に包まれた。

似てる?!今週は弟と二人三脚で優勝を目指す石川遼
 この日のベストスコアとなる“65”。「スコア的には出来過ぎですが、本能的には10アンダーを目指そうとしていたと思う」と振り返った石川はスタートホールの1番で首位に並ぶと、4番で早くも単独トーナメントリーダーに。5番パー5ではティショットを右に曲げ、つま先上がりでボールが沈んだ状況下での林を抜くショットを要求されるも「普通に打ったら“フライヤーして隣のホールかも?”と思ったので曲げれるだけ曲げようと…」という気持ちで打ったショットで見事フェアウェイへ。このホールもバーディとし、前半で3つスコアの伸ばすことに成功する。

 後半に入っても勢いは衰えず、さらに2つ伸ばして迎えた13番ではピンそば10cmの絶妙なショットでバーディ奪取。3mのパーパットを残し最大のピンチとなった17番もセーブし、2日目連続のノーボギーラウンドで単独首位に立った。

 「このスコアで回れているのは大前提としてドライバーが良いから」と初日に続き、ティショットの感触を得ていることを首位浮上の要因に上げた石川。不安を持つアイアンも「ショートアイアンは10〜20%良くなりましたね」とまだ力をボールに伝えきれず納得のいくショットが少ないが「“ちょっと大きいかな”と思った時がちょうどいい。逆に“いい感じ”と思ったときが全然ショート」と現状の傾向を掴み、スコアにつなげた。

 今季は国内ツアー初戦となったホスト大会『ANAオープン』で通算12勝目を挙げており、“ホスト大会2連勝”へ向けて視界良好。「気持ちのなかには燃えるものがある。今週は普段よりも心の奥のエンジンの回転数が多い」と気合いを入れており、Kochi黒潮カントリークラブに対しても「ティショット、セカンドショットでいいショットを打った人に“ごほうび”がある。楽しみ、やりがいと思っている」と好感を持っている。

 この日はハーフターンで50分の空き時間ができるも、レストランで“うな重大盛りとラーメン”をチャージ。「普段はしないんですけど(時間が空いたので)。自分のなかで完全にOFFにしました。PGAツアーでは天候による中断も多いし、向こうの選手は全然気にしない」と米仕込みの切り替えで最後まで集中力を保ってみせた。

 唯一の2桁アンダーも「そこまですごい内容ではない」と目を輝かせることはなかった石川。2位とは4打差。決勝ラウンドは後続に影を踏ませるつもりはない。

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