<ダンロップフェニックス 初日◇19日◇フェニックスカントリークラブ(7,027ヤード・パー71)>

 大会開幕前日の水曜日に日本ゴルフ協会(JGA)の山中博史・専務理事からリオデジャネイロ五輪のゴルフ日本代表ヘッドコーチの委嘱状を手渡された丸山茂樹。この日のラウンド後に報道陣の取材に応えた。

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 来月の13日からは、山中理事がリオに飛び現地を視察する予定となっているが、丸山からは「泊まる場所、ゴルフコース、周りの環境、渋滞などそういう情報を教えてもらいたい」とリクエストを出した。「選手村に入るとなると他の選手と同じ部屋という感じになる。プロゴルファーはそういうのに慣れていない部分があると思う」と、あくまで主眼に置くのはプロの目線から選手たちが気持ちよく戦える体制を整えることだ。

 また、一際強いリクエストを出したのがメダル獲得時のツアー側の対応だ。「強くアピールしたのは金メダル、銀メダル、銅メダルを獲った時の対価。選手のモチベーションを上げるには必要なことだと思う」。丸山の案は金で10年、銀で5年、銅で3年のシード。しかも、米ツアーなど海外を主戦場とした時はそのシードの年数は減らさず、本人の好きな時に使えるものにするべきだと主張した。

 丸山はツアーで10勝を挙げ、ゴルフ界に貢献してきた自負もあったが米国から帰ってきた当初は、試合会場に出入りできるツアーバッジがもらえず「入り口で警備員に止められられたりした」。後輩たちがそうならないよう、海外から戻っても日本にきっちり居場所があるように、「国を代表して結果を残せたら、それなりの対価を考えて欲しい」と強く要望したという。

 「リオの先には東京もあるからね。オリンピックの価値観を上げる必要があると思う」と力強く言い切った丸山。日本男子で最も五輪に近い場所にいる松山も「出るのであれば全力を尽くす」と前置きをした上で、「出場人数も少ないし、No.1を決める大会なのか疑問。PGAの選手にもそう思っている人は多いと思う。自分の中でも位置づけが難しい」とコメントしていた。

 選手たちが“出場したい”と思えるオリンピックへ。丸山の提言ははたして協会に受け入れられるのだろうか。

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