『伊藤園レディスゴルフトーナメント』で今季6勝目を挙げ、年間獲得賞金2億円を突破して、賞金女王を確定させたイ・ボミ(韓国)。その安定したプレーの凄さは数字が物語っている。

【関連】「日本にきて人生が変わった」伊藤園レディスで優勝カップを掲げるボミ
 日本女子プロゴルフ協会が公式に発表している6つのスタッツの内2項目で1位を獲得(パーセーブ率、パーオン率)。さらに残る4つの内3つ(平均ストローク、平均パット数、平均バーディー数)は2位と非常に高い数値を残している(イーグル数のみ44位)。

 またツアー競技の各大会での順位や出場ラウンド数をポイントに換算し、年間を通じての総合的な活躍度を評価するランキングであるメルセデス・ランキングはすでに一位を確定。技術だけでなく、連戦に加え、多くの取材などで多忙な日々を送る中でも身体のケアを怠らない強さが光った一年だった。

 そんなボミを周りの選手はこう評している。

 「彼女はとてもショットの精度が高いです。飛距離が出るし、ショットメーカーですよね」とは同じ韓国出身で同級生のイ・ナリの弁。吉田弓美子も同じくショットに賛辞を贈る。「本当に良いゴルフをしていると思います。スイングリズムも素晴らしいし、安定していますよね。(それだけに)パターが入るか入らないかの勝負をしている」と高く評価した。

 パッティングを賞賛するのは、同級生のキム・ハヌル。ここまでのボミの活躍の理由にグリーン上での強さを挙げる。「ショットが良いのはもちろんですが、パターも非常に上手い。私は今年から日本ツアーに参戦して日本人選手のパッティングの上手さを非常に感じているのですが、ボミ選手も同じように日本のグリーンに合った打ち方をしているように思います」。

 一方で精神的な部分を挙げたのは上田桃子。「ボミ選手は勝てなかったとき(4試合連続2位フィニッシュ)でも何かを変えることなくずっと優勝を待ち続けていた。自分を貫いていましたね」と自分を信じる強さを評価。柏原明日架は「駆け引きだったり、今まで積んでいる練習量が違うと感じた。ボミさんと一緒に回って差を感じました」と経験値の高さを肌で感じたという。

 ショット、グリーン上、メンタルと全くスキが無いボミ。残り2試合でどこまで記録を伸ばすのか、楽しみでならない。

<ゴルフ情報ALBA.Net>