<TOTOジャパンクラシック 事前情報◇5日◇近鉄賢島カンツリークラブ(6,506ヤード・パー72)>

 吉報が届いたのは、来季の国内ツアーシード権確保を目指して戦っていたセカンドQTの会場だった。バリ島でのイベントに参加していたベアトレス・レカリ、アサハラ・ムニョスが近隣の島の火山噴火による空港閉鎖で足止めされ、日本で開催される日米共催「TOTOジャパンクラシック」を欠場。これによりウェイティングに入っていた上原彩子に出場権が繰り下がってきた。

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 昨日の時点でウェイティング1番目に入っていた上原は、ラウンド中に確認するとセカンドQT2日目を9ホールで棄権。ゴルフウェアのまま同じ三重県のジャパンクラシックカントリー倶楽部クイーンコースから、近鉄賢島カンツリークラブまで車で約2時間をかけて移動し無事エントリー。そのまま14時30分からINの9ホールの練習ラウンドを行った。

 この繰り上がり出場は、上原にとってただの一試合以上の価値がある。米女子ツアーは賞金ランク上位80位までに来季のシード権が付与されるが、上原は81位で出場予定試合を終えており、来季のシード権喪失が濃厚だった。だが、予選落ちのない今大会に出場し、かつ同ランク82位のミナ・ハリガエ、87位のジャッキー・コンコリノを上回れば、逆転で賞金シードを獲得することとなる。

 「本当にラッキーだと思う。色々なことが重なった。QTの会場もそこまで遠くなくて」。バリ島の噴火による欠場だけでなく、優先順位の高いウェイティング選手達も次々と辞退したことも上原にとっては幸運だった。「今週良ければシードもとれるし、最終戦出場も見えてくる。賞金ランキング70位以内なら来年の全米女子オープンも出られるので頑張りたい」。降って湧いたチャンスを前に、疲れも見せず表情を引き締めた。

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