<富士フイルム シニア チャンピオンシップ 事前情報◇3日◇ザ・カントリークラブ・ジャパン(7,006ヤード・パー72)>

 11月5日(木)から木更津市のザ・カントリークラブ・ジャパンを舞台に開幕するPGAシニアツアー『富士フイルム シニア チャンピオンシップ』。大会ホストの青木功、ディフェンディングチャンピオンの室田淳とともに公式記者会見に望んだ崎山武志は、シーズン4勝を挙げ現在賞金ランク1位と今季大ブレイク。12月には米国『チャンピオンズツアー』のQTに挑戦予定など熱意に満ち溢れ、齢50を超えてゴルフ人生の最盛期を謳歌している。

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 なぜ今季大きく飛躍を遂げたのか…。問われた崎山の答えは“どんぐりの背比べ”をやめたことにあるという。シニアツアー参戦に向けて、体作りなどの準備も当然したが、大きく変えたのは“身の回りの環境”。「レギュラーツアー時代は“どんぐりの背比べ”っていったらあれですけど…同じくらいのレベルの選手と練習ラウンドをして、私生活を同じように過ごしていた。ですがシニアに入ってからは室田さんをはじめ、レギュラー時代に活躍してシニアになっても活躍されている人と、ゴルフにしても生活面にしても行動をともにさせてもらっている」。

 レギュラー時代は青木とは話したこともなかったというが、「勝てば注目してもらえる。(2013年の)開幕戦『金秀シニア沖縄オープン』でデビュー初優勝を飾ったあとには青木さんに会話させていただいた。自分よりも上のレベルの方と、会話なり、行動なり、ゴルフなりをすることが得るものがある。それが今年シニア3年目になって、この4勝目という結果につながっていると思う」と、筋骨隆々で平均飛距離280〜290ヤード誇る肉体がクローズアップされるなか、自身よりも上のレベルの選手と行動をともにし、メンタリティを鍛えていったことがレギュラーツアー未勝利ながらPGAシニアツアー賞金王に手が届く位置まできた要因だ。

 青木は「お前1年は1回しかないよ。やるときはいましかない。あとからは遅いかもしれないよ」と崎山に声をかけたというエピソードを披露。「少しでも時間があるときはゴルフ場にいって30分でもストレッチしてとか…僕が言ったあと、すぐにやり始めたと聞いてね、今年は強いんじゃないかなって。やる気になったってことが強くなる要因なのかな」と活躍を予感していたという。

 また毎試合練習ラウンドをともにし、傍らで崎山を見てきた室田は“50歳を過ぎているのにしっかりフィニッシュまで振り切れる体幹の強さ”“シニアに入るとパットのタッチが弱くなるが、カップをオーバーするパットを打てること”“自分の世界でマイペースにできるようになっているのでビッグスコアが出る”と強さの要因を解説した。「賞金王っていうのは簡単になれるものじゃない。誰かが邪魔をする。僕は2度賞金王を獲れたのですが、いろんな試合で先輩たちに苦い思いをさせてもらいました。そういう経験の中から這い上がって勝つことが達成感になる。それでシニアの新星・崎山になる」と室田は立ちふさがる気合は十分だが“成長させてくれた先輩”を乗り越えて賞金王を獲ることで、崎山の熱意はこれまで以上に膨らんでいくだろう。

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