<WGC-HSBCチャンピオンズ 事前情報◇3日◇シャーシャンインターナショナルGC(7,266ヤード・パー72)>

 米ツアーへの扉を自力でこじ開けた思い出の大会に岩田寛が帰ってきた。中国上海にあるシャーシャンインターナショナルGCを舞台に「WGC-HSBCチャンピオンズ」が5日(木)から開幕。練習日となった3日(火)、岩田は18ホールの練習ラウンドを行った。

昨年大会は優勝にあと一歩まで迫った岩田 歓声に応える
 昨年大会では3位タイ。周囲の優勝への期待はいやでも高まるが、当の岩田は「去年は去年なので」と淡々としたもの。「コースは難しいですね。その印象は特に変わってないです」と難コースへの警戒心のほうが勝っている状態だ。

 それもそのはず。現在、岩田のゴルフの状態は決して良いとは言えない。先週、日本に帰国したときのことだ。扁桃腺に痛みを感じた岩田は大事をとって4日ほど休養を取り、その間、練習もトレーニングもできなかった。「3,4日ゴルフをしなかったら、普通の人に戻ってました(笑)こんなに悪くなるんだって感じですね」。回復してからは日本で2日間練習し、2日(月)に中国入り。その後、2度の練習ラウンドを実施したが、「本当に何をしてもダメ」と本調子からはほど遠い状態だ。

 しかし、岩田にとっての好材料は今大会が予選カットなしで行われることだ。「とりあえず予選落ちがないので、少しずつ調子を上げて行きたい」とは岩田の弁。昨年も初日は1オーバーの37位タイと出遅れたが、2日目のビッグスコアで急浮上を果たし、最終結果は3位タイ。徐々にでも岩田本来の爆発力が戻ってくれば、昨年に続く優勝争いも十分ありえるだろう。

 そんな岩田が今、試そうとしているのが“脳トレ”だ。この日、岩田は、今季の日本オープン覇者・小平智と共にラウンド。そこで、小平が実施する“脳トレ”について話を聞き、「ちょっとしか聞いてないけど、試したいと思った」と興味を示していた。ちなみに小平いわく、「ポジティブに考えた方がいいとか、ほんのさわりの部分しか話してないけど…」とのことだが、その少しの考え方の違いが、今大会の結果を変えるかもしれない。

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