<マイナビABCチャンピオンシップ 3日目◇31日◇ABCゴルフ倶楽部(7,130ヤード・パー71)>

 47歳はやっぱりツアーの顔。この日は打ち下ろしの7番パー4でワンオンにチャレンジ。惜しくもグリーンはキャッチできなかったが右手前20ヤードからのアプローチを直接放り込んでイーグルを奪取。クラブを放り投げてガッツポーズを見せたかと思えば、先に拾われてしまったボールを奪い返して、もう一度カップから拾い上げるパフォーマンスを見せるなど谷口劇場で大いに盛り上げた。

上位を独占する韓国勢…谷口徹は
 もちろんパフォーマンスだけではない。このイーグル以外にも5つのバーディを奪ってみせて上位を独占する韓国勢に食らいついた。目下取り組んでいる筋力トレーニングにより飛距離もアップ。ベテランの技だけでなく、ニュー谷口は飛ばしでももちろん負けるつもりはないのだ。ここからはオマケの谷口劇場。

 スタート前に、この日の谷口のペアリングを見たI・J・ジャンやデービッド・オーら韓国勢(オーは米国籍)がニヤニヤして近づいてきた。「ウォンジョンの2アイアンはヤバイよ」。同組で回るW・J・リー(韓国系オーストラリア人)は米国下部ツアーでも鳴らした飛ばし屋。男子プロでもそうそうセッティングに入れない2番アイアンはハードヒッターの代名詞とも言える。

 421ヤードのスタートホールもリーはその2番アイアン。それでも、谷口は「なにがやばいねん」とドライバーを強振して悠々とコースに出て行った。そして、ホールアウト。「2アイアンには負けへんかったわ!……スプーンはやばかったけど(笑)」。

 最終18番ホールも、パー5でリーはスプーンを握って谷口を楽々アウトドライブ。これにはさすがに負けを認めて?「宝の持ち腐れや!使わへんのやったらそのドライバー貸してくれ!あのショットが打てたら気になるのはグリーン前の池だけやろ」。目の前でイーグルで締められてはこれが精一杯か。

 それでも、衰えることのない向上心と負けん気は若手にとっても見習うべきところは多い。劇場パフォーマンスも含めてやっぱりこの人はプロフェッショナルだ。

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