<マイナビABCチャンピオンシップ 3日目◇31日◇ABCゴルフ倶楽部(7,130ヤード・パー71)>

 兵庫県にあるABCゴルフ倶楽部で開催されている、国内男子ツアー「マイナビABCチャンピオンシップ」は3日目を終えてトップ5を韓国勢(W・J・リーは韓国系オーストラリア人)が独占。トータル4アンダー9位タイまでを見ても谷口徹、藤本佳則、片岡大育、宮本勝昌を除く8選手が韓国勢という異例の状況となっている。

日本勢で気を吐いたのは谷口徹 イーグルパフォーマンス劇場
 もちろん、結果がすべてのプロの世界で国籍は無関係。6位タイに喰いこんだ谷口は「技術と気持ちも大きいけど、できている奴が上にいるというだけ。ダメな奴が勝てないというだけで理由なんてない。負けないようにやるだけ」とこの状況を受け止めている1人だ。だが、3日目を終えてのこの結果は、日本ツアーと韓国ツアーの環境によるものとあながち言えなくもないのかもしれない。

 今大会は初日から、例年になくピンポジションが左右前後のグリーン際に切られていた。ツアー側は「伝統のある大会で新しいピンポジションを探していくという狙いもあるが、フェアウェイからの好ショットに対してはチャンスを作れるようにセッティングしている」と説明したが、一部選手からはエッジから3ヤードなど極端な位置に切られたピンに対して厳しい意見も寄せられていた。

 一方で、この日も1ボギーで収めトータル10アンダーで首位に並んだH・W・リューは「韓国ツアーにはよくある」と証言する。02年からリューが参戦した韓国ツアーは日本では少し考えられない傾斜やポジションにピンを切ることもしばしば。「攻めることよりまずは守ることを覚えさせられる」というのも、そんな昔からのツアー環境が無関係ではない。

 これには後輩の金庚泰も同調する。「僕は韓国ツアーフル参戦は1年しかないけど、今年の韓国オープンもすごいところに切ってあった。日本の選手よりわかっているし、初めてじゃないというのは大きいと思う」。もちろん、ピンポジションは厳しくすればいいというものではない。極端なポジションはトーナメント自体の盛り上がりを損なってしまう。

 だが、理不尽だと選手が思えるピンポジションに対する“慣れ”韓国勢にはあるようだ。「まぁしょうがないって気持ちで(笑)。自分は伸ばし合いより(スコアを)キープする方が好きだし、明日もこれくらいが良いかな」とはキョンテ。意見はあれど、最後はあるがままを受け入れて向き合っていくしかない。

【3日目の結果】
1位T:H・W・リュー(-10)
1位T:キム・キョンテ(-10)
3位T:イ・キョンフン(-8)
3位T:W・J・リー(-8)
3位T:ジャン・ドンキュ(-8)
6位T:谷口徹(-5)
6位T:片岡大育(-5)
6位T:藤本佳則(-5)
9位T:宮本勝昌(-4)
9位T:キム・ヒョンソン(-4)他

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