<樋口久子 Pontaレディス 初日◇30日◇武蔵丘ゴルフコース(6,605ヤード・パー72)>

 賞金ランク上位4名が不在のこの大会、初日の競技を終え単独首位に立ったのは16歳のアマチュアだった。

大会初日の模様をライブフォトで振り返る!
 自身3度目のマンデー出場で初めて本戦への切符を掴んだ茨城・翔洋学園高校2年の畑岡奈紗。今年のIMGA世界ジュニアゴルフ選手権や関東高等学校ゴルフ選手権夏季大会を制した16歳が初出場のツアー競技で初日4バーディ・ノーボギーの“68”をマーク。4アンダーで首位発進を決めた。

 畑岡はゴルフ界のレジェンド、中嶋常幸が主催する『トミーアカデミー』で腕を磨いてきた。先週の月曜日にこの武蔵丘ゴルフコースで中嶋のコンペがあり、「コースを覚えて帰ろうと」熱心にメモをとりながらラウンド。中嶋からは“マンデー頑張って。通ったらガンガン自分のプレーをするように”と発破をかけられたという。

 この日は母の博美さんと2度目のコンビを組んでラウンド。先週取ったメモを見ながら「母と相談しながらできた」と見事難コースを攻略。同組の三塚優子がこの日棄権し、ツーサムでのラウンドとなったが、「プロの試合はアマチュアよりもペースが速い。2人なのでゆっくりプレーできてよかった」とこの日は運にも恵まれた。

 畑岡は158センチと小柄ながら、陸上の短距離走で鍛え上げた下半身から繰り出されるドライバーショットは平均260ヤード。「身体は小さいけど、飛距離が持ち味かと思います」、6,605ヤードの距離のあるこのコースでは持ち前の飛距離が活きた。

 同世代には勝みなみ、新垣比菜らプロの試合でも活躍する実力者たちがいる。彼女たちから「刺激をもらっています」と畑岡も初出場のツアー競技に臆することなくプレー。「ローアマを獲りたいと思っていたけど、チャンスが来たら優勝争いもしたい」とこの日の好発進で夢も広がった。

 ツアー初出場で首位発進は1988年のツアー制度施行後初めての快挙。賞金ランク上位陣のいない大会で、小さな飛ばし屋が新ヒロイン候補に名乗りを挙げた。

<ゴルフ情報ALBA.Net>