<マイナビABCチャンピオンシップ 初日◇29日◇ABCゴルフ倶楽部(7,130ヤード・パー71)>

 次週に控えた「WGC-HSBCチャンピオンズ」から、昨年の岩田寛が通ったルートを経てPGAツアーへの道を切り開こうとする小平智がいる一方で、別ルートで世界挑戦を目論むのが片岡大育だ。

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 9月2日時点の賞金ランク上位15位以内などの条件をクリアして、欧州ツアーファイナルQTの出場権を手にした片岡は、11月14日(土)から19日(木)までスペインにあるPGAカタルーニャリゾートで開催される来季の欧州ツアー出場権をかけた戦いに挑む。

 マイナビABCチャンピオンシップの初日を1アンダーの17位タイで終えて、「今日はボロボロでした」と苦笑いを浮かべたものの、コーチと共に改良中というスイングが安定しない中での上々のスタートだ。先週の「ブリヂストンオープン」からスイッチしたJGRドライバーの好感触もそのままに、ツアー2勝目を淡々と狙う位置につけている。

 一般的に回転数が増えれば増えるほどボールは風に弱くなるが、「2000後半から3000回転になることもあった」というドライバーショットは新兵器にスイッチして2300回転ほどに減った。仮に欧州ツアー参戦となれば、イギリスなど日本にはない強風下でのプレーを強いられることとなるため、「アゲインストでもまったく落ちない。高い球になったけど、スピン量が減っているし、抑えようと思えば抑えられる」と新ドライバーは心強い武器となる。あとは一発勝負をクリアするのみだ。

 ファイナルQTへ向けては、11月10日にロシア経由で決戦の地スペインに入る。アジアンツアーへの参戦経験もある片岡だが、「入り口のドバイまで」と意外にも欧州は初めて。「イメージはそんなに出来ないけど頑張ります」と未知の世界での戦いも覚悟の上だ。11月末から欧州ツアーは2016年シーズンが始まっていくため、通過すれば「オフも年越しもないですね」。それでも、夢であるPGAツアー参戦のため。26歳はたくましく荒波に漕ぎだしていく。

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