<フボンLPGA台湾選手権 4日目◇25日◇ミラマーGC>

 「フボンLPGA台湾選手権」を2位と9打差で制したリディア・コ(ニュージーランド)。女子世界ランキング1位に返り咲くのに加え、様々な記録を更新し、伝説に新たな1ページを加えた。最終日、7アンダー“65”をマーク、トータル20アンダーでジ・ウンヒ(韓国)とユ・ソヨン(韓国)を大きく引き離しての勝利だった。

先月「エビアン選手権」では最年少メジャーチャンピオンになったリディア・コ
 2位のジ・ウンヒ(韓国)を4打差でリードして迎えた最終日。1イーグル・6バーディ・1ボギーとほぼ完璧な内容でファイナルラウンドを締めた。最初の6ホールで4つのバーディーを奪い、その時点で2位と6打差。この日唯一スコアを落としたのはパー3の7番のみだった。

 「良い滑り出しでした。2番と3番、そして5番でバーディを決め3つスコアを伸ばせました」と、コは言う。「昨日は5番でダブルボギーを叩いていました」。

 コは8番から11番までバーディを取れなかったが、ウンヒもその間にスコアを伸ばすことができなかった。そして12番のパー4。コはピッチショットでイーグルを奪い、7打差とさらに差を広げた。14番のバーディで8打差、そして18番でタフなライから見事なアプローチで0.3メートルにつけ9打差とするバーディフィニッシュを決めた。

「ティショットは良かったです。3番ウッドでした。でもジェイソンに『ボールがどこにあるかちゃんと見えない』と言うほど良くないライでした。どうなるか心配だったんですが、結果的に良い方向に向かってくれました。最後をタップインで決められるのは嫌いではないです」。

 コは今週、“69”“67”“67”“65”と全ラウンドで60代をマーク。過去に3度同じことを達成しているが、そのうち2回で優勝している。さらに、3ラウンドの「ウォルマートNWアーカンソー選手権」では2013、2014年に3日連続60代を記録している。

 この勝利でコは通算10勝目。18歳6か月1日での到達は10勝到達最年少記録だ。ナンシー・ロペス(米国)の持っていた22歳2か月と5日の記録を3歳半近く更新した。「2か月前にクリーブランドで彼女に会ったんです。素晴らしい人で素晴らしいゴルファーです。彼女の記録を破ることができて光栄です」。

 コは今大会の勝利を、今週始めに亡くなり、ジュニア時代に支えてもらっていたニュージーランドゴルフ協会会長のペイスティ・ハンキンスに捧げた。「今週はペイスティのためにプレーしていました。金曜朝にそのことを聞き落ち込みました。ジュニア時代は本当に大きな存在でした。ラウンド前に亡くなったことを聞き、精神的に辛かった。でもそこから3日間は彼女のためにプレーし、この勝利を彼女と彼女の家族に捧げることができて嬉しいです」。

 9打差での勝利は自身のキャリア最大マージンでの優勝であると同時に、今シーズンツアーでも最大差での勝利となる。先月は「エビアン選手権」で初のメジャータイトルを6打差の勝利で飾ったばかりだ。

 コは土曜日、3ラウンド終了時点での4打差リードに落ち着かず、なかなか寝付けなかったという。韓国での4位タイ、マレーシアでの2位タイという惜しい結果はなるべくしてなったと考えていた。しかし今週は明らかに彼女の週だった。

 「なぜかはわかりませんが、昨日はいつもより寝付きが悪かったです」と、コは言う。「1打差で勝っていようが、2打差を追いかけていようが関係なくいつもは良く眠れます。熟睡するタイプなのに昨日の夜は真夜中に起きてしまいました。自分でもびっくりしましたね」。

 コはコーチのデイビッド・レドベターとショーン・ホーガンにメールをし、二人にいつものプランでプレーし、積極的にいくようにアドバイスをもらった。

 「そのあとは、いつものゲームプランでいく以外ないんだと納得しました」と、コ。「デイビッドとショーンは私にメールで、『4打差のリードはあるけど、だからといって安全にプレーするべきではない。いつも通りのゲームプランで流れに乗っていきなさい』と言ってきました。今日はその通りにして、良い結果が出ました。数ホールで積極的に行けたので、より多くのバーディが取れたんだと思います」。

 これでコは、賞金ランキング、レーストゥCMEグローブ、平均スコア、ロレックスプレイヤーオブザイヤー、トップ10回数などほとんどの主要タイトルやスタッツで首位に立った。

※USLPGA公式サイトより提供

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