<富士通レディース 最終日◇18日◇東急セブンハンドレッドクラブ 西コース(6,635ヤード・パー72)>

 国内女子ツアー「富士通レディース」の最終日。6位からスタートした青木瀬令奈が3位タイに入り、今季の獲得賞金が2,000万円を突破。賞金シードに当確のランプを灯した。

青木のショートゲームを支えるウェッジは地元の群馬県産!
 「今日はショットの調子が良かった。それに昔から知っている同級生(福田真未)とのラウンドでお互い刺激しながらラウンドできました」と最終日のベストスコアタイとなる“67”をマーク。今季2度目のベスト5フィニッシュで、その福田と一緒に来年の出場権を決めた。

 青木は昨年のファイナルQTで25位に入り出場権を獲得。今年が初のシーズンフル参戦となった青木だったが、序盤は予選落ちの日々が続いていた。転機となったのは4月。大西翔太氏にキャディと共にコーチを依頼したことだった。

 大西氏が提案したスイングの修正点は2つ。クラブを降ろしてくる時に寝て入ってくる癖を直すこと。もう1つは、今までダウンブローで打っていたのをアッパーブロー気味に打つようにすること。最初は半信半疑だったが、依頼してすぐの「ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ」で4位タイフィニッシュ。そして大西氏に「こうすれば大丈夫だから」と何度も後押しを受けたことで自信を深めていった。

 その効果は自分でも驚くほど表れた。昔から“飛ばない青木”が代名詞だった飛距離が約30ヤードも伸びて「ゴルフの内容がまるで変わった」。「日本女子プロゴルフ選手権大会コニカミノルタ杯」で久々に同組となった、飛距離に定評のある香妻琴乃を何度もオーバードライブ。同い年で昔の青木を知っているライバルから「ホントに飛ぶようになったね」と賞賛をもらうほどに進化を遂げた。

 当然、成績も比例して上がっていく。「大東建託・いい部屋ネットレディス」で7位タイ、「マンシングウェアレディース東海クラシック」で10位タイに入る等着々と賞金を加算。そして今週520万円を上積み、賞金シードの目安となっている2,000万円を突破した。

 これで「プロデビューしてから5年間、遠いものだとずっと思ってた」というシードをついに獲得。次なる目標は「この勢いで年内に優勝したいですね」と初栄冠だ。“飛ばない青木”を払拭した今、これからは勢いそのままに“勝てない青木”からの脱却を目指していく。

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