<アジア・パシフィック アマチュア選手権 3日目◇3日◇クリアウォーターベイGC(6,513ヤード・パー70)>

 今大会から羽ばたいた松山英樹に続く、日本人史上2人目のアマチュアへの「マスターズ」出場へ。2打差2位で3日目を迎えた小木曽喬だったが、この日は強風にも翻弄されて“78”を叩く大乱調。トータルイーブンパーまでスコアを落として優勝争いから脱落した。

美人キャディと2打差2位に迫った予選ラウンド
 中国へ向けて接近する台風22号による強風は、時間をおうごとに強さを増した。最終組の小木曽はその影響をもろに受ける厳しいコンディション。そんな中「前半アプローチをミスしてボギーにした後、7番ではティショットが左の林に入って流れが悪くなってしまった」。比較的スコアの伸ばしやすいOUTコースで躓くと、さらに風が強まった後半は負のスパイラルにつかまった。

 ショットだけではなくグリーン上でも影響を受けるほどの風。「もう立っているのもやっとで、10番でパターを打つときに風に流されてプッシュしてから、スタンスを広くしたり構えを変えながらやっていたけど、もう何が良いかわからなくなってしまった」。2日間スコアを作ってきた自分のスタイルでプレーをさせてもらえないもどかしさと悔しさ。飲み込まれた強風の中で唇を噛み締めた。

 一方で同組で回ったジン・チェン(中国)は強風をものともせず、1つスコアを伸ばして単独首位をキープしてみせた。「僕は風が強かったらもう低く打つしか出来ないけど、彼は風に乗せてくる球を打っていた。それが出来なくて悔しい」。チェンだけでなく、2位のオーストラリア勢も3つスコアを伸ばす好ラウンド。「この風にもびっくりしたけど、その中で伸ばしている選手にもっとびっくりした」とその差を痛感させられた。

 この日のラウンドを終えて見えたものは課題。「風への対応能力、ですかね。今日くらいの風だと僕の実力では(ボールを)出すところがない時もあった」。後半は手も足も出なかったというのが正直なところだ。だが、屈辱の“78”にも18歳にはまだまだ先がある。「これを活かさないと意味が無い」。この悔しさは必ず飛躍の糧になる。

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