<アジア・パシフィック アマチュア選手権 2日目◇2日◇クリアウォーターベイGC(6,513ヤード・パー70)>

 日本人史上2人目のアマチュアでの「マスターズ」出場に“幸運”アリ。優勝者に来年度のマスターズ出場権が与えられる「アジア・パシフィック アマチュア選手権」は第2ラウンドを終了し、2014年の日本アマチャンピオン小木曽喬(福井工業大1年)がトータル8アンダーで首位と2打差の2位で大会を折り返した。

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 初日を日本勢最高位の3アンダー12位タイで終えた小木曽は、この日も前半から快調にスコアを伸ばしていく。ハーフターンを終えてトータル6アンダー。「簡単なOUTで伸ばさないといけないと思っていて、3アンダーがきたので、後半は“スコアを落とさずに!”と思った結果がアンダーにつながりました」。難度の上がるバックナインでも2つスコアを伸ばしてフィニッシュ。ホールアウトすると人生初となる海外メディアからインタビューを受けて、「ベリベリベリベリーグッドラウンド」とあどけない笑顔を弾けさせた。

 “幸運の女神”なのかもしれない。今大会は帯同キャディを伴わない選手には大会から1人キャディが割り振られる。といっても、ハウスキャディではなく一般のボランティアのため、メンバーは老若男女様々。ゴルフ経験もあったり、なかったり。小木曽についたのは24歳女性のリンさん。ほんわかした雰囲気の小木曽にとっては年上の香港美人だ。だけど、いざ回ってみるとキャディ業務はまったくと言っていいほどできない。

 小木曽自身がピンを抜いて、ボールを拭いて、クラブを抜いて。リンさんはそれを穏やかに微笑んで見守っている。ナイスプレーには「Good」と一言。小木曽が歩き出せば、3歩くらい後ろをコロコロとカートを引いてついていく。プロトーナメントなら怒られるような仕事っぷりだ。だけど、それがなんとなく心地いい。「ある意味いいかも。いつもはすごいちっちゃいことも意識しちゃうんですけど、楽しくやれているのでそういうのが目に入らない」。

 明日からは、より緊張感が増す決勝ラウンド。小木曽も「明日が大事。まずはアンダーを目指してやっていきたい」と気合いを込める。だけど、リンさんにはそんなことあまり関係ないみたい。「彼はベリーナイスガイ。スゴイ、スゴイ(笑)」。マイペースな幸運の女神の微笑みはオーガスタまで届くだろうか。

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