<ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープンゴルフトーナメント 最終日◇27日◇利府ゴルフ倶楽部(6,534ヤード・パー72)>

 「いつもいいところまで行くのに優勝できていない大会。勝ちたい試合の1つです」。気合いを入れて最終日に臨んだ大山志保だったが、悲願の大会初制覇とはならなかった。

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 首位タイからのスタートも4番でパーパットが右に切れてボギーが先行。バーディを奪った表に2打差をつけられると、その後もチャンスを決められないもどかしい展開に。そんな中、9番で際どいパーパットを沈めると、折り返しの10番でようやく初バーディ。これで流れを掴んだかに見えたが、その後はボギー1つと最後まで女神は微笑まなかった。

 それでも優勝した表純子との一騎打ちは、東北のギャラリーを大いに沸かせた。だが、「見ごたえが無さ過ぎて申し訳ないです」と大山は不満を覗かせる。特に表と3打差がついた17番のボギーに納得がいかなかった。「まだまだ甘いなと思いました。18番までは(勝負できるスコアで)行きたかった。今日みたいなのは一番やっては駄目でした」。

 そこまで厳しく自分を責めるのは、仙台のファンに支えてもらった過去があるからだ。「私がケガをしている時、仙台のファンからたくさんのメッセージをもらったり、励ましを受けたりしました。とても助けられました」。

 そのため大山は震災発生から毎年、この大会で稼いだ賞金を全て被災した地域へ寄付している。今年は2位の賞金630万円に、2日目のベストスコア賞30万、コースレコード賞の30万を加えた690万円を渡す予定。「たくさん寄付できるのはとても嬉しい。自分も楽しみながら、被災された地域の方に何か喜んでもらえるようなことをしたいです」とようやく笑顔を浮かべた。

 次戦は未だ手にしていない日本タイトルを懸けた戦い。「今後はもっともっとギャラリーに楽しんでもらえるような試合をしたいと思います。今日は不発でしたが、まだまだ伸びしろがあるとプラスに考えたい。気持ちを切り替えて来週も頑張りたい」。優勝には手が届かなかったがコースレコードを更新するなど調子は悪くないだけに、来週は石川の地から、お世話になった仙台のファンへ喜びの声を届けたい。

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