9月18日(金)から新南愛知カントリークラブ 美浜コース(愛知県)を舞台に国内女子ツアー「マンシングウェアレディース東海クラシック」が開幕。横峯さくら、宮里美香らUSLPGA組の参戦で注目を集める大会だが、現在直近6試合でトップ10に入ること5回、うち優勝1回と好調を維持している地元・愛知出身の服部真夕も注目の一人だろう。

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 今季の服部は開幕2戦目から9戦連続予選落ちするなど前半戦で大苦戦。年間でのパーオン率ランキングではつねに上位に入るショットメーカーだが、生命線であるショットが今までにないぐらい曲がり、2年前から苦しんでいるアプローチイップスも悪化し、極度の不振に陥った。

 岡本綾子門下生だが「自分で考えることをしてこなかった」と気が付き、甘えを断ち切るため、序盤に師匠と少し距離を置いていた服部。自分の頭で考えるようなったことと、相棒の呉本里恵子キャディの助けもあり、徐々にショットを取り戻していったことで後半戦に結果が出始める。

 『大東建託・いい部屋ネットレディス』で7年ぶりの優勝を果たした原江里菜の優勝インタビューをテレビで見て「グッときましたね。頑張ればいつかああいう日がくるんだと。私も腐らずにやっていきたい」と感じて迎えた『meijiカップ』で9位タイフィニッシュすると、翌週の『NEC軽井沢72』では2013年以来の最終日最終組でプレーし、4位タイに入る。そして『CAT Ladies』では3年ぶりの優勝。2位・上田桃子に4打差をつけての勝利だった。

 調子が上向いてきた要因はアプローチイップスに対して「自分の悪い部分を認めないのは現実逃避。悪い自分も見つめて、認めなくては」と前向きに捉えられたこと。ショットが曲がる、アプローチも寄せられないという状態のなか「何とかパターで勝負しなければならない」とパッティングを磨いたこと。「パターの調子が良いから“寄せなきゃ!”とあまり思わなくなりました。とりあえずパターが打てるところに置けば良いかな」とグリーン周りのプレッシャーを軽減することができるようになった。

 5月の『中京テレビ・ブリヂストンレディス』の頃は、ヘッドを目で追ってしまうクセを直すためボール位置をずっと見ることを徹底したり、7月の『大東建託』の頃は、重いグリーンで打ち切れない傾向を解消するため、重いと感じたグリーンはしっかりとオーバー気味に打つことを心がけてみたりと、パットに思考錯誤してきたことがシーズン後半に差し掛かるこのタイミングで成果として現れてきているのだろう。

 もうひとつの要因はクラブへの信頼、メーカーサポートへの信頼だ。優勝時には「苦しい時期を乗り越え、自分のショットを取り戻すことができたのも、手厚くサポートしてくれたミズノのスタッフと、長年共に戦ってきたクラブを信頼して練習に打ち込んだからこそ」と契約メーカーのミズノに対しても感謝の言葉を述べた服部。

 サポート体制についても「グリップの差し方など細かい要求にも応えてくれますし、その対応が迅速であることも私の支えになっています」と厚い信頼を口にした。

 後半戦は予選落ちなし、『meijiカップ』時には68位だった賞金ランクも21位に上昇。7位タイで終えた先週の『日本女子プロゴルフ選手権』では「またひとつ大きな意味がある試合だったと思います」と今後の課題も見つかったとコメント。現在の調子を維持していければ、目標とする複数回優勝を果たすチャンスは十分にあるだろう。

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