<フジサンケイクラシック 3日目◇5日◇富士桜カントリー倶楽部(7,471ヤード・パー71)>

 「今年3月に東京・西麻布に移り住んだんだ。4月からは娘2人も合流し、日本の学校に通い始めたよ」というのは、今季2位に3回入るなど現在賞金ランク3位につけるブラッド・ケネディ(オーストラリア)。“一家4人東京移住”を決断したことで好調なシーズンを送っている。

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 『フジサンケイクラシック』の3日目では、トータル3アンダーからスタートし、前半を5バーディ・ノーボギーでラウンド、首位を快走するキム・キョンテ(韓国)に一人プレッシャーをかけた。最終的に7アンダーまで伸ばしたが前日からキョンテとの差は1打縮めただけだった。それでも「追いかける立場は嫌いじゃないよ。このコースは追う人間にとっては4打差も普通のコースとは違うからね」と今季初優勝へ向けて、明日もキョンテにプレッシャーをかける意気込みは十分だ。

 ケネディは妻のナレルさんの勧めで、故郷・ゴールドコーストで鍛えたコントロールショットが活かせる日本ツアーに2010年から本格参戦。ここまで2012年『〜全英への道〜 ミズノオープン』、2013年『関西オープンゴルフ選手権競技(※3日間競技)』でツアー2勝、どっしりと日本ツアーに根を下ろし活躍をしている。

 そして「今はゴルフ人生15年間のなかで一番楽しいんだ」というケネディは、今年のオフに東京に居を構える決断した。「大都会に住んだのは初めてなんだ。“クレイジー”な部分もあるけど、子供たちも落ち着いている。僕は日本の文化、食事が好きだし、子供たちにも将来の助けのため日本語を学んでもらいたい」。

 支えとなる家族との時間が増えたことが好調の要因だが、それ以上に家族に対する“責任”がケネディを奮い立たせている。「東京に移り住んだことで今まで以上に頑張らないといけないと思えた。(力の源となっているのは)危機感だよ」。

 今大会はブレンダン・ジョーンズ、アダム・ブランド、カート・バーンズ、マシュー・グリフィンと同胞5人と決勝ラウンドを戦っているが「特に若い選手が活躍してくれるのはオーストラリアゴルフ界にとっても非常にいいこと。一緒に移動することは多いけど、いざコースに入ればライバルだけどね」と刺激を貰える仲間に恵まれていることにも感謝している。

 首位と4打差とやや離れているが「勝つことに集中している。2位で終わるのはもう十分だ」と逆転優勝へ燃えている。もし4打差をひっくり返し優勝できれば、“優勝の祝いをすぐに家族4人で出来る”という東京に移り住んだ大きなメリットを大いに享受できることだろう。

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