<フジサンケイクラシック 初日◇3日◇富士桜カントリー倶楽部(7,471ヤード・パー71)>

 『中日クラウンズ』以来、今季レギュラーツアー2試合目の出場となる近藤龍一。名手たちが難コースの罠にかかり、スコアを崩していく中、マンデートーナメントから出場権を得た近藤が、4バーディ・1ボギーの安定したゴルフで『フジサンケイクラシック』の初日に2位タイの好位置につけた。

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 昨年はレギュラーツアー15試合に出場するも予選落ちを重ねた近藤。さらにQTも3rdラウンドで敗退し、今季は主戦場のチャレンジトーナメントもマンデートーナメントから出場権を狙う立場となっている。そして、出場できたとしてもチャレンジトーナメントの本戦では結果を出せず、獲得賞金額は5試合で100,625円という状況だ。

 だが、そんな苦しむ近藤を師匠・水巻善典の言葉が救う。かつて藤田寛之も師匠・芹澤信雄から言われたというアドバイス“稼ぐならフェード”。

 聞いた時には「飛距離を落としたくなかったから言うことを聞かずドローを打っていました」と反目した近藤だが、試す意味でフェードに変えた途端スコアが作れるように。「ここ1か月くらいからボギーが減って良くなった。(師匠は)さすがです。言うこときかなきゃいけないですね」、元々の300ヤード超の飛距離は280ヤード程度に落ちたが、水巻からは“飛ばないけど金は稼げるな”と念を押され、同じく水巻を師事する小林正則から“お前は飛ばし屋じゃないんだよ”と怒られ、納得したのだという。

 今週は解説者としてコース入りしている水巻と3か月ぶりに顔を合わせた。マンデートーナメント出場時にはスイングにお墨付きを貰い、自信を深めたことも初日の好結果につながっている。

 何も気負わずに気楽に回った初日は、自己最高の2位発進と思いがけない結果となったが「上位を狙いたい」とこの好機に気合が入る。

 師匠の目の前で結果を出すために「明日も“ドローを打とうとせず”に頑張ります」。スコアが伸びない大会だけに、誘惑に勝てれば上位をキープしての決勝ラウンド進出も十分可能だろう。

<ゴルフ情報ALBA.Net>