<RIZAP KBCオーガスタ 3日目◇29日◇芥屋ゴルフ倶楽部(7,151ヤード・パー72)>

 後半13番からの3連続バーディで、トータル13アンダーに乗せ、首位・池田勇太を捉えた小田孔明。一方の池田は『RIZAP KBCオーガスタ』3日目はここまで1つも伸ばせずにいた。流れは完全に小田。だが迎えた16番で、最終組を回った2人の明暗が分かれた。

勇太、今季初優勝に王手!ここまでの試合をフォトギャラリーで振り返る!
 先にティショットを打った小田。右サイドのラフ方向に向かったボールは3本の巨木へ。ボールが落ちた気配はない。続いて池田のティショット。ボールは吸い込まれるように同じ木に向かっていったが、木の葉の隙間からラフにこぼれ落ちる。

 最終組のパーティは、小田のボールの捜索を開始。キャディが木に登り、ボールを見つけるがことごとく違うボール。「3個くらい見つけんだけどね。水曜日の台風直撃で木の下に20個くらい集まっていたっていうんだから(池田)」。幾多のボールがいまだ眠っているなかで、5分間の捜索では発見できず、無念の“紛失球”。小田はこのホールで“ダブルボギー”となり、勢いを削がれた。

 2人は2打差のまま、揃って最終18番でバーディを奪い、ホールアウト。ツキのない1日だったが結果的に首位を守ることができた池田、追い抜いて得意の“逃げ切りパターン”に持ち込みたかったであろう小田。16番ティショットの明暗で池田は助けられた。

「4日間すべてでいいとは限らない。やることすべてが上手くいかない。(今日は)よく1アンダーで回れたなと。首位を守れたのは大きいよ」と安堵を漏らした池田。「自分で作った優勝のチャンス。思う存分応援してくれる人に俺らしいゴルフで魅せたい。最高のゴルフをして勝てなかったらしょうがないけど…勝ちたいよね」と優勝への渇望を見せた池田。

「明日じゃなくて良かった。“トリ”にならなくて良かったし、18番もチップインもラッキーバーディで良かった。追撃態勢を作ったんだけど、まあしょうがない。(最終日は)最終組の一個前で気楽に回ったほうがいい」と割り切って明日の猛チャージを狙うと話した小田。

 逆転が十分可能な2打差だが、完全優勝のイメージが強い池田に対し、小田はキャリア通算8勝のうち逆転優勝が昨年の『関西オープン』の1勝のみ。最終日に池田が逃げ切れば、“隠れたハイライト”は3日目16番になるだろう。

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