<全米プロゴルフ選手権 最終日◇16日◇ウィスリング・ストレイツ(7,501ヤード・パー72)>

 岩田寛の最終日はフィル・ミケルソン(米国)との2サムラウンド。歴代チャンピオンにも名前を連ねるビッグレフティとの初顔合わせは「言葉はかわしたけど、“通じてない”って分かった瞬間に2度と話し掛けて来なかった(笑)。ドライバー曲がるけどグリーン周りはうまい。6番(チップインイーグル)沈んでたのに上手すぎて笑った」と振り返ったが、最終スコアはミケルソンに肉薄するトータル7アンダーの21位タイ。2日目に“63”を叩き出したプレーはしっかりその目に焼き付けた。

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 決勝ラウンド2日間は我慢のゴルフ。その中でもアンダーパーで回り日本勢最高位に食い込んで見せた。しかし、「アンダーパーで回れたけど順位は落ちている。ティショットは途中から良くなったけど、アイアンも良くなくて。なんか、もうちょっとできたんじゃないかなと思う。やっぱり初日。余力を残しながら土日で伸ばすようにしたい。日本だったらできるのに、ここは初日から全力出して行かないと予選通過しない」と手ごたえと課題が見つかった4日間でもあった。

 それでも、昨年の「WGC-HSBCチャンピオンズ」での3位タイに続き、世界に岩田寛の名前はしっかりと刻み込んだ。自身と世界との差は「感じたことはあるけど確信に変わるまで胸に秘めておきます」とポーカーフェイスに押し込んだが、挑戦を表明しているPGAツアーとウェブドットコムツアーの入れ替え戦へ向けて好材料となることは間違いない。

 「入れ替え戦になるとみんな人生がかかっているので。また違う雰囲気があると思う」。入れ替え戦は9月10日(木)からスタート。だれもが死に物狂いで臨むサバイバルシリーズに、一回り大きくなった34歳が挑む。

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