<meijiカップ 最終日◇9日◇札幌国際カントリークラブ 島松コース(6,500ヤード・パー72)>

 世界ランク8位のフォン・シャンシャン(中国)や北海道での試合に強い申ジエ(韓国)、今季絶好調のイ・ボミ(韓国)ら強豪が上位に名を連ねた最終日。その中でトータル8アンダーまでスコアを伸ばしプレーオフまで進んだのは、今週師匠の芹澤信雄をキャディにした西山ゆかりと爆発力が売りの鈴木愛だった。

悲願の初優勝!西山ゆかりのプレーをライブフォトで振り返る!
 18番パー5で繰り返し行われたプレーオフ、1ホール目は両者パーで勝負は次へ。そして2ホール目、西山はピン手前6メートルのスライスラインをねじ込みバーディを奪取。上からの鈴木のバーディパットは決まらず、西山が悲願のツアー初優勝を挙げた。

 師匠から実戦の中で的確なアドバイスをもらいながらプレー出来る今週は西山にとって「夢の1週間」だったが、その最後にはさらに夢のような出来事が。優勝者インタビューでも「まだ夢の中にいるみたいです。実感がなくて」と笑顔で話した。

 芹澤はライン読みから、コースマネージメント、さらにメンタルコントロールまで的確な指示を出し続け弟子のポテンシャルを最大限まで引き出した。芹澤には「感謝の一言です」と万感の思いをこめて話した西山。同組で戦ったフォンは「芹澤プロは西山プロを助けていましたね。言うとおりに打ったらスコアを伸ばす感じでした」とこの師弟コンビに賛辞を送っていた。

 しかし、芹澤にキャディを頼むのはおそらくこれが最初で最後。「今週教わったことをしっかり整理して、見つかった課題を克服できれば2勝目、3勝目もできると思う」、師匠がいなくても優勝できるよう、今週教わったことを骨の髄まで染み込ませる。

 今週は家族が揃って西山の応援に。師匠にバッグを担いでもらった上に、家族に優勝を見せることができ、本当に西山にとっては夢のような1週間だっただろう。来週夢から覚めても、強豪を打ち破った自信と実戦の中で師匠から叩き込まれた数々の“財産”があれば、またきっと栄冠をつかむことができるはずだ。

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