<クイッケンローンズ・ナショナル 最終日◇2日◇ロバート・トレント・ジョーンズゴルフクラブ(7,385ヤード・パー71)>

 最終日を首位と3打差の8位タイで迎えた石川遼は、2バーディ・2ボギーの“71”でスコアを伸ばせずホールアウト。トータル11アンダーの10位で大きな注目を集めた4日間の戦いを終えた。

初日はホールインワン 3日目にはリッキーと…石川遼の戦いを写真で振り返る
 単独首位スタートの3日目から変わって、追いかける立場で迎えた最終日。「3日目は緊張感のある中、必死のプレーになった。今日の方が良い集中力で行けるかと思ったが、なかなか思った通りにはいかなかった」。5番でバーディを先行させるもなかなかパットが決まらず波に乗れない。距離のあるパー4の12番ではティショットを右ラフに入れてボギー。14番パー5は約230ヤードを3番アイアンで2オンに成功しバーディを奪ったが、16番パー3で約1メートルのパーパットを決めきれず天を仰いだ。

 石川に限らず中盤までは3日間に比べてリーダーボードは停滞した。それだけにチャンスはあったが「必死にやっていたけど、冷静さがない分やさしいラインにつけるところまでは狙い切れていなかった。ピンまでの距離を打つのが精一杯で、ちょっと余裕がなかったのかなと、今考えると思う」。アイアンへの不安は石川から精神的な余裕も奪っていた。

 それでも「伸ばすことは出来なかったが、落とさなかったのは良かった」とオーバーパーを打たずにトップ10に踏みとどまったことには一定の満足感をのぞかせる。来季のシード権を決めるフェデックスカップランキングはボーダーラインの125位に浮上。同じくシード権が付与される賞金ランキングも125位圏内に食い込んで、確かに前への一歩を踏み出した。

 「やってはいけないことはやらなかった。一番のミスは17番のセカンドを一番寄らない方に外してしまったこと。でもパーでしのいで、18番のティショットをフェアウェイに打てた、というところはちょっと成長したかなと思う。一概にもったいないラウンドだったとは言えないし、崩す要素も伸ばす要素もありながらプラマイゼロだったかな。まだまだ実力不足かなと思うけどしょうがない」。

 全米オープンから始まった連戦は次週で“8”にまで伸びる。「まずは体調面、しっかり良い準備をして、木曜日に良い状態でプレー出来るようにしていきたい」。タフなスケジュールにも充実感をにじませてコースを後にした。

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