<ダンロップ・スリクソン福島オープン 最終日◇26日◇グランディ那須白河ゴルフクラブ(6,961ヤード・パー72)>

 昨日は体調不良で思うようなスコアが出せず、首位と7打差の25位タイで最終日に臨むこととなった松山英樹。この日は晴天に恵まれ気温は上昇したが、昨日ほど湿気はなかった。その中で「今日が一番体調が良かった」怪物がギャラリーを熱狂させた。

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 松山は2番から3パットなどで連続ボギーを叩く苦しい立ち上がりに。しかし4番パー5で3打目のアプローチをベタピンに寄せバーディを奪ったのを皮切りに4連続バーディを奪取。8番パー3は惜しくも決め切れなかったが、9番ではセカンドショットをスピンで奥から戻し約2メートルにつけバーディを奪取。スコアを3つ伸ばして折り返す。

 そして圧巻だったのが後半。10番では傾斜地からのアプローチがもう少しでチップインに。「行け!」と叫び勝利への執念を見せる。11番から12番は惜しくも決められずにパー。そして13番パー5ではバンカーからの3打目を1.5メートルに寄せバーディを奪うと、14番でも2打目をバンカーからきっちり寄せさらにスコアを伸ばす。15番では約5メートルを沈めガッツポーズ、続く16番でもセカンドショットをベタピン、17番パー3ではティショットをピン奥1.5メートルにつけバーディ。この5連続バーディでギャラリーのボルテージは最高潮に。

 そして、迎えた最終18番パー5。ドライバーでフェアウェイのセンターに置くと果敢に2オンを狙うがボールは左のラフへ。そこから上手くグリーンの傾斜をつかいバーディチャンスにつける。大ギャラリーが固唾を飲んで見守るバーディパットは惜しくもはずれパーに。この日は獲りも獲ったり国内外最多の10バーディを奪取、なお5連続バーディも自身初。この日のスコアは“64”、8つ伸ばしトータル18アンダー・9位タイでフィニッシュした。

 「バーディはたくさん獲れたけど、そんなにビックリするほど良い感じではなかった。体調が良くなったので集中はできていたと思う」とこの日のラウンドを振り返った松山。この日も大ギャラリーの声援を受け「日本でしかこういうことはないと思う。すごく嬉しかった。それに見合うプレーがようやくできたと思います」と喜んだ。

 この試合には強行スケジュールで参戦、決して万全ではないコンディションで最終日のプレーは流石の一言だが、「体調管理やコースの変化に対応できなかったのが課題。今週のこの経験を活かせる時がいつかくると思う」と謙虚に話した。

 松山は再来週の世界ゴルフ選手権「ブリヂストン招待」出場後に今年最後のメジャー「全米プロ選手権」に出場。「それまでにしっかり体調を整えていい準備がしたい。優勝争いがしたいと思います」と抱負を話した。

 この4日間のギャラリー総数は15,884人。昨年から4,930人もアップした。ホールアウト後は何人ものギャラリーから「来てくれてありがとう」と声をかけられた松山。福島の地に大きな足跡を残し、再び世界と戦うために母国を後にする。

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