<ダンロップ・スリクソン福島オープン 3日目◇25日◇グランディ那須白河ゴルフクラブ(6,961ヤード・パー72)>

 国内男子ツアー「ダンロップ・スリクソン福島オープン」の3日目。今季ここまですでに2勝を挙げ、現在賞金ランク首位を走るキム・キョンテ(韓国)。この大会では初日34位タイとやや出遅れたが2日目に4位タイに浮上。この日も5つスコアを伸ばし、首位と2打差のトータル15アンダー3位タイにじわりと浮上した。

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 「ショットが好調です。パットがもう少し入ってくれればもっと伸ばせたけど」と流暢な日本語で話したキョンテ。米ツアー挑戦時に飛距離を伸ばそうとスイング改造をしたが失敗。完全に修正するまでに3年の月日を費やしたが、今季は賞金王を獲った2010年の強さを取り戻している。

 そんなキョンテは昨年この試合に出場せず、今年が初出場。韓国では東北、特に福島に対するイメージは福島第一原子力発電所事故などの影響で芳しくなく、キョンテも知人たちにこの試合に出ることを「心配された」という。

 しかし、実際に来てみると「食べ物が美味しいし、他の場所といっしょだ」と危険な場所というイメージはまったくなくなったという。この試合は韓国でも放送されており、「松山(英樹)くんも出ているし、みんな大丈夫だと思ってくれるのでは」と福島のイメージが改善することを願っていた。

 首位とは2打差と十分に優勝が狙える位置だが、前戦の「ミュゼプラチナムオープン」の時と同じように「優勝はまったく意識しない」で最終日に臨む意向だ。この日の最終18番では1メートルのバーディパットを決め切れなかったが、「帰って、子供に電話すれば忘れられます。前はホテルに帰ってからキレてたりしたけど(笑)」。今年生まれた愛しい息子、チェヒョン君をビデオ電話で見れば、どんな嫌なことも忘れられる。伴侶と子供を得て今季はさらに強くなったキョンテ、「明日はまた新しい気持ちでいきます」と笑顔でコースを後にした。

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