<全英オープン 事前情報◇13日◇セントアンドリュース・オールドコース(7,297ヤード・パー72)>

 25年前の1990年大会。セントアンドリュースで行われた「全英オープン」で2度目のクラレットジャグを掲げたニック・ファルド(イングランド)が、今大会を最後に過去3度制した「全英オープン」を引退する。

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 大会3日目の7月18日には58歳を迎えるファルドは、最後の全英を前に晴れやかな表情を浮かべて月曜の公式会見に臨んだ。「気分は最高さ。今週一週間はゴルファーに戻る。ハードワークだが、テレビ塔を飛び出して一日でも長くゴルファーでいられるように頑張るよ。それが私の目標だ」。

 近年はゴルフ解説者としての活躍が増えたレジェンド。もちろん、25年前と現在ではゴルフの状態は比べるべくもなく大きく変わった。「錆さえも錆びつくほど。実際にプレーしてみるとショッキングだ。木曜日に良い状態にするためには、一生懸命練習をしなければならない」。25年前とは違った戦いが待っていることは覚悟の上だ。

 周囲を取り巻く環境も大きく変わっている。「当時はグレッグ(ノーマン)が世界ナンバーワンで、打ち負かすのは彼しかいないと考えていた。実際2日目まで並んでいた。今は25年前と比べると、メジャーに勝てる選手の数は増えた。私の頃は半分程度。5、6人メジャーなガイズがいて、ほかにあと数人いるくらい。今はその絶対数が、確実に増えている」。

 初日はジャスティン・ローズ(イングランド)、リッキー・ファウラー(米国)と同組でティオフを迎える。「セントアンドリュースでやるべきことは数百万とある。最も重要なのはショットを計画すること。風を理解しなくてはダメだし、どこに落とすか、どこに打つか。ダウンスロープ、アップスロープ。すべてが肝要だ。あと、やってはいけないのは、プレーが始まる前に海に入ること。寒いだろうからな(笑)」。多くのものが変わっても、オールドコースだけは変わらずにファルドの前にある。

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