<全米女子オープン 最終日◇12日◇ランカスターCC(6,460ヤード・パー70)>

 『全米女子オープン』初出場にして、メジャー初優勝を飾ったチョン・インジ(韓国)。首位と4打差・単独3位からスタートしたインジは2つスコアを伸ばして迎えた終盤の15番から圧巻の3連続バーディ。最終18番でボギーとなったものの“66”をマークし、3日目まで首位を走ったエイミー・ヤン(韓国)を振り切った。

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 優勝会見では「家族やコーチのサポート、母国の声援があったから勝てた。この勝利はチームで掴んだもの。とくにキャディーが本当に助けてくれた。彼がキャディーでなかったから勝てなかったと思う。素晴らしいコースで素晴らしい勝利で本当にうれしい」と話したチョン。今季のUSLPGAツアー出場は3〜4月の4試合。「この4試合ですばらしい経験を得た結果、韓国ツアーで3勝、日本のメジャー大会で1勝できました。今年の4つの勝利が今大会の自信につながり、この試合の一瞬一瞬を楽しむことができたのです」と、アメリカ、韓国、日本の3国で自信を掴んでいったことを勝利の要因のひとつであると語った。

 4日間のトータルストローク“272”は、1996年のアニカ・ソレンスタム(スウェーデン)、1999年のジュリー・インクスター(米国)の大会最小記録に並ぶ快挙。5月の『サロンパスカップ』での日本ツアー初参戦・メジャー制覇の史上初の快挙(大会最年少優勝記録20歳273日も樹立)が霞むほど、今回の優勝は大きなインパクトだが、最終日の同組で回った大山志保は20歳とは思えない彼女の落ち着きを賞賛する。

 「すごく落ち着いていた。ミスショットをしても慌ててなかったし、常にずっと変わらずゴルフができていた。スイングのリズムもすごく良かった(大山)」。

 『サロンパスカップ』優勝時は「私には学業が残っているので。韓国に戻ってからしっかり時間をかけて考えたい」と語っていた現在大学の3年生のチョン。その言葉に従うなら卒業までは本格参戦は控えるはず。だが1年半後にツアーに専念したときには世界ランキング1位奪取できる逸材であることは間違いないだろう。

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