<ウォルマートNWアーカンソー選手権 最終日◇28日◇ピナクルCC(6,374ヤード・パー71)>

 見事ウォルマートNWアーカンソー選手権制したチェ・ナヨン(韓国)。彼女が得意クラブを聞かれた時のこたえは、いつも同じだ。「8番アイアン」。今大会、16番ホールでの彼女のプレーはまさにそれを証明するものだった。145ヤードからのアプローチで見事イーグルを決め首位に。そのままリードを守りきり、2打差で今シーズン2勝目、キャリア9勝目を挙げた。

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 「今日はパッティングが良くなかったのでショットとスイングに集中しようと思っていました。それがうまくいき、16番の第二打のあとはすべて良い方向にいくと確信しました」と、チェは言う。「インパクト時の感覚がとても良かったです。でも入るとは思っていなかったので嬉しかった。直接入るのが見えなかったのは残念ですが、グリーンでたくさんの声援が聞こえました」。
 
 2年連続優勝が濃厚だったステイシー・ルイス(米国)は、17番ティに立った際、16番グリーンからの大きな声援を耳にした。何が起こったかこの時点では知らなかったが、この元はチェの145ヤードからのイーグル。そのスーパーショットにより、ルイスのリードは一気にチェの一打差リードへとひっくり返る。17番で10フィートのバーディパットを外し、追いつくチャンスを逃したルイスは、18番、スコアボードは確認していなかったが、ギャラリーの声でイーグルが必要なことを知ったという。最終ホールのパー5、ここで驚いたことに彼女はでバンカーを嫌い、ツーオンを狙わずに池の前からのレイアップを選択した。

 「バンカーを越えるには212ヤード必要で、風の関係からそれは不可能だと思いました。」と、ルイスは言う。「なので自分にとって一番いい選択はレイアップだと思いました。」

 しかしその選択はうまくいかず、3打目はグリーンサイドのバンカーへ。アップダウンも失敗し、結局最終ホールはボギー。最後の3ホールすべてで10フィートのパットをミスしたことが、ルイスの結果的な敗因となった。
 
 ルイスが18番でボギーを叩いた結果、宮里美香が13アンダーで2位フィニッシュした。優勝は逃したものの、2012年セーフウェイクラシック以来のLPGA最高位となる準優勝という結果に宮里は興奮していた。2012年は賞金ランキング11位だった宮里だが、それ以降は2013年36位、2014年91位と低迷している。宮里は過去25回トップ10入りを果たしているが、昨年の2014年シーズンは米国女子ツアー初参戦6年目で初めて一度もトップ10入りを果たせなかった。

 今年は前半を終えてすでに2度目のトップ10。ポートランドで優勝して以来、最も優勝に近い順位でのフィニッシュだった。そのことは、頭をよぎったのだろうか?「もちろんです」と、宮里。「でもプレッシャーは無く、落ち着いて自分のゴルフに集中することができました。」

 宮里はこの大会と相性が良い。2012年での優勝以来のベストフィニッシュは同じくこの大会、2013年アーカンソーでの3位だ。「今日はとても良いラウンドだったので興奮しています。」と、宮里は言う。「ステイシーとブリタニーとプレーするのは楽しいです。もちろんがっかりはしていますが、楽しかったです。」

 「全米女子オープン」前、最後の試合となった今大会。世界ランキング上位者が集うフィールドで、よい結果が残せた意味は大きい。この成果に弾みをつけ、いよいよ来月、全米女子オープンに挑む。

※USLPGA公式サイトより提供

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