<スターツシニアゴルフトーナメント 初日◇12日◇スターツ笠間ゴルフ倶楽部(6,950ヤード・パー72)>

 国内シニアツアー第3戦「スターツシニアゴルフトーナメント」の初日。ホールアウト後の練習場に今年の3月15日に50歳を迎えた米山剛の姿があった。「早いもんでもうシニアです」と一番端の打席に陣取るのも並み居るレジェンド達に気を使うルーキーらしい。この日は「アプローチが良かったし、ショットも悪くなかった」と4アンダーの9位タイと好スタートだ。

首位タイには…サキヤマがぁ〜くる〜〜っ?
 アマチュア時代に輝かしい実績を残してプロに転向したのが1987年。1999年にツアー初優勝から立て続けに3勝をマークして賞金ランキング5位に入ると、その年にカーヌスティで行われた「全英オープン」では日本人最高となる15位に食い込む活躍を見せて一躍人気プロとなった。しかし、首に持病を抱えて以降は成績が低迷。2006年にシードを落とすとレギュラーでは復活することができずにシニアの年を迎えた。

 片山晋呉らを指導してきた谷将貴コーチのもと、シニア入りに向けて準備は進めてきた。「スイングをアップライトから少しフラットにした。腕のローテーションを使わないように変えて、左肩が開かないように」。レギュラー時代はややアップライト目のスイングが特徴だったが、腕を積極的に振っていくスイングは首への負担が大きいことから、5年前から改造に着手。「痛みの最高が“10”なら今は“2”くらいになっている」と確実に効果は表れている。

 ルーキーイヤーの開幕戦「金秀シニア」は20位タイ、第2戦の「〜シニアを元気に!!〜 KYORAKU MORE SURPRISE CUP」は7位タイとまずまずの立ち上がりを見せている。ただ、最年少の50歳といっても、衰えを知らないレジェンド達を押しのけて頂点を獲るのは決して簡単ではない。

 「年齢いかれてもやっぱり持っているものが違うから…(笑)でも自分のできることをしっかりやってその結果優勝できれば」と語ったところで姿を見せたのは、日本大学の先輩でもあるPGA会長・倉本昌弘。米山が姿勢を正して「(倉本の5アンダーに)ナイスプレーでした!」と声をかけると「普通だよ」と切り返されて苦笑い。ルーキー米山の戦いはまだ始まったばかりだ。

【初日の順位】
1位T:崎山武志(-7)
1位T:東聡(-7)
3位T:尾崎直道(-6)
3位T:室田淳(-6)
5位T:高見和宏(-5)
5位T:倉本昌弘(-5)
5位T:白石達哉(-5)
5位T:久保勝美(-5)
9位T:米山剛(-4)他

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