<〜全英への道〜 ミズノオープン 3日目◇30日◇JFE瀬戸内海ゴルフ倶楽部(7,415ヤード・パー72)>

 「〜全英への道〜 ミズノオープン」の3日目。トータル4アンダーの15位タイからスタートしたルーキーの堀川未来夢(みくむ)がこの日2つスコアを伸ばし、トータル6アンダーで11位タイに浮上した。

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 堀川はOUTからスタートすると2番、3番で連続バーディ。5番はボギーとしたものの、そこから3つのバーディを奪って急浮上を果たした。12番からは「ダダっと行ってしまった」と3連続ボギーを叩いたが、15番のバーディで悪い流れを断ち切ってホールアウト。「最後もバーディが欲しかったけど、ミスは最小限に抑えられた」とルーキーながら落ち着いたプレーで上位に迫る“70”のラウンドを締めくくった。

 だけど、実は堀川はこの日、“やらかしていた”。伏線は2日目のラウンド終了後。アテスト後にギャラリーに求められるがままに、自身の使用球をプレゼントした。あの人にもこの人にもと配っているうちに手持ちボールは終了。そして、迎えた3日目。「やべ。やらかした。ボールがない」。

 スタートが近づいていたため補充することもできず、仕方なく手にしたのはアプローチ練習用にビニール袋にまとめてあった使い古しの練習球。1番ティでの同伴者とのボールのチェックの際には「ボール汚いな(笑)」とツッコまれながら、泣く泣くティオフ。それでも、感覚の違いに戸惑いながら「アプローチ、パターで獲っていくタイプ」という卓越した小技でスコアを伸ばして見せた。

 昨年のファイナルQT13番目の権利で今季の出場権をつかんだプロ1年目。同級生たちの存在も刺激になっている。2日目を終えて首位に立った今平周吾、先週の関西オープンでリーダーボードをにぎわせた山岡成稔、竹安俊也といった面々は互いに意識し合うライバル同士だ。「やっぱりモチベーションになります。誰が一番最初に勝つか。勝てたらみんなで祝おうと」。

 目を引く名前は、文字通り“未来で夢をつかんで欲しい”という願いが込められている。「覚えてもらえるし気に入っている」。アマ時代は2014年のアジアアマで2位に入るなど実績は十分。自身が思い描く“未来の夢”は「賞金王、マスターズ優勝」。まずは今大会で確かな一歩を踏み出したい。

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