<〜全英への道〜 ミズノオープン 2日目◇29日◇JFE瀬戸内海ゴルフ倶楽部(7,415ヤード・パー72)>

 横田ゼミ・ミズノオープン出張特別講義の開講だ。順天堂大学大学院・医学研究科医科学専攻修士課程を今年3月に修了した横田真一が、この日ベストとなる7バーディ・1ボギーの“66”で回り、トータル8アンダーの首位タイに浮上して予選ラウンドを終えた。

国内男子ツアーのここまでを写真で振り返る
 「いやーいろいろやっているんですよ。スコアの良くなるチョコレートを食べたり、自律神経を意識したり…あ、ご存じない方もいますので説明しますと僕の卒論が“プロゴルファーにおける自律神経とパフォーマンスの関係”というもので……」ホールアウト後の会見はさながら独演会。自身のゴルフの内容もそこそこに、2010年にオープンさせて「おかげさまで予約がいっぱいでホームページを止めているくらい」という自身のゴルフレッスンスタジオにまで話は及んだ。

 だが、ただやみくもに勉強をしてきたわけではない。自身が夏場に弱いことから原因を徹底究明。「ご飯を食べると胃に血液を持っていかれるので、疲れてしまうんですよ。あるプロゴルファーも朝飯を食べないって言っていて。だから今日は試しに朝飯を食べないでやってみようと」。ラウンド中もエネルギー補給はゼリーとプロテインのみ。効果はスコアが証明してくれた。

 さらに、他競技のトッププロも横田の持論を後押しする。「(ノバク)ジョコビッチも朝は水とハチミツとフルーツしか食べないって本で読んだんです。朝キャディからも言われて“でしょ?”って」。圧倒的強さを誇るテニス世界ランク1位がやってるのであれば間違いない。ますます自信を深める1日となった。

 博士課程に挑戦するまでの準備期間となっている現在は、久々にプロゴルファーとしての活動に集中することができている。食事にも気をつけながら、お酒も週2回までと制限を設けてアスリートらしい体作りを続ける日々。体重も74キロから71キロに絞った。それでも、突如飛び出した好スコアに「今日あたりあやしい(笑)。誘惑に勝てればお酒は飲まないけど、負ける予定でいるから(笑)」。

 だが、先々週には日に700球の打ち込みを毎日実施するなど、状態は間違いなく上がっている。今大会の4位以内で得られる全英オープンへの出場権についても意欲は十分。「20年ゴルファーやってますけど、汚点はメジャーに出たことがないことだと思っている」初出場の舞台が聖地・セントアンドリュースなら最高だ。

 ところで、横田先生。冒頭で出てきた、スコアの良くなるチョコレートってなんですか?「それはね。テアニンって言う成分が入ってて、食べて30分後にアルファ波が出るんです。そのアルファ波っていうのが……」まだまだ講義は終わらない。

<ゴルフ情報ALBA.Net>